村上春樹、好きか嫌いか

はてなのホットエントリでこの記事が上がっていた。

村上春樹の小説を僕が嫌いな理由
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2018/07/post-144.php

自分は村上春樹の長編は基本的に好きだけど、この人の気持ちはわかる。

自分がそのおもしろさを理解できないもので世間が賑わってると、何か裏があるんではとか、ただ面白い!って言って盛り上がりたいだけじゃないの?と思ってしまう。

自分はスポーツに興味がないので、ワールドカップでみんなが盛り上がってると、お祭り騒ぎしたいだけじゃないの? と、ひねくれた感情を持ってしまう。この人もそんな感じじゃないだろうか。

しかし、誰かも書いてたけど、毎回新作が発売されるたびにニュースになるほどなのに、聞こえてくるのは、「あれの何か面白いんだ?」という声が圧倒的に多い。不思議な作家である。

村上春樹を読んでる人は普段どこに棲息してるんだろう。森の中?

ともかく、多くの人にはワールドカップが面白いと感じられるセンサーが備わっていて、私にはそれが欠落している。その代わり、世界の終りとハードボイルドワンダーランドとか1Q84とかの面白さをキャッチできるセンサーがついている。

そしてこれは、湿度を測れる湿度計と時間を示す時計の違いのように、そもそもの仕様の問題も大きいだろうから、気にすることはないのかもと最近思うようになった。

なんでそう思うようになったかは、また今度書くかもしれないし、連載の代替日本の中に出てくるかも。

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