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86 横尾忠則さんの「異路倫」を読む

これは、KERORINと読みます。
あるところに個人の方の蔵書があり、たまにそこの本を貸していただいているんですが、先月読んでいたのがこちら。

本当にすごい人というのは、ここまで自分がやっていることを言語化できるんだなあ、というのがすごくうらやましいです。

手、というある意味「機械」が感情と連動して、これが最大級になった時にいい作品ができる。
と言いながら、
ピカソのような絵ではなく、ピカソのような生き方がしたい、と言えるのって本当にすごい。

蛍もまた宇宙だ、という感じ方。

一方で、「一度印刷物になったり、写真に撮ったものしか興味がわかないのだ。一度メディア化されて、ある意味で既知のものになっていることが僕にとっての宇宙なのである」と語り、模写がとても楽しい、というのが(もう本当にレベルが違いすぎてこんなことを言うのもおこがましいのだけど)、大好きなシンガーが歌っている音源にかぶせて歌うのがまるで一緒に歌っているみたいで嬉しくて、ユニゾンで歌ったり、ハモったり、ベースラインを歌ったり、と色々やってみるのが本当に好きだ、ということを肯定してもらったようで、たとえようもなく嬉しく感じたのでした。

ケロリン、ていう語感もいいですよね



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