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2つの稼ぎ方:無色透明タイプと自我の香りが強いタイプ

Xを見ていたら、「テレビに出ても宣伝効果ない。 若い子たちはテレビを見ていない。 テレビなんて出なくていい」という意見がありました。


若い子たちはテレビを見ていない。確かにそうだと思います。 今は皆さん、自分が見たいものを好きな時間に、好きなだけ見ている。 テレビのようにCMが入ったり、チャンネル本数も限られているメディアは人気がなくなっている。今は、Xだったり、TikTokだったり、YouTube、Netflix、いろいろコンテンツが転がっています。 なので、若い子たちはテレビから離れていると思います。 ただ、「テレビに出るメリット」はまだあると思うんですね。 それは何かというと、評判・好感度で食っている人の箔づけです。


キャンセル騒動で多くの芸能人がテレビからいなくなりました。 裏を返せば、テレビに出ている人は、何も問題を起こしていないホワイトな人間とみなせるわけです。ですから、テレビに出れば出るほど評判があがる。 信用が積み重なる。 そうすると、企業からの案件が増えてくるので、そういう稼ぎ方をしている人に関しては、テレビに出ると得をするという現状がまだある。


この世界には2つの稼ぎ方があって、1つが「評判・好感度で稼ぐ」。 こちらは聖人タイプ。道徳的に優れたタイプ。毒にも薬にもならない。無色透明のタイプです。 公共性を重視しているという感じです。


もう1つの稼ぎ方が、「個性で稼ぐ」。 こちらは自我の香りが強い。 例えばホリエモンとか、ひろゆき、ここら辺は非常に個性が強い。この人たちは好感度で食っていない。 「綺麗事を言って、愛されるようなことを言う」そういう仕事ではない。 そうではなくて、自分の意見、自分の本音を色濃く出して、キャラクターを確立させる。 「キャラクタービジネス」です。ワンピースのルフィが好きという人がたくさんいると思うんですよ。 それと同じように、リアルの人間も漫画とか小説に出てくる登場人物のような感じになれるんですよね。 それをやっているのが、ホリエモンとかひろゆき。この人らはキャラクタービジネスをやっている。 個人ブランドをせっせと構築している。 彼らの発言を聞きたいと思って、本を買ったり、動画を見たりする。この人たちはテレビに出なくていい。 テレビに出ると個性が薄まって、公共性が高まってしまう。こうなると、かえって損になります。


テレビに出ていて、「この人、好感度高いなぁ」って思う人。 例えば、アンミカとか、指原莉乃。この人らは、個性がない。けれども公共性が高い。多くの人に見られて、突っ込まれることがない。モラルに反することをしない、言わないという、そういう人たちですよね。 このような人たちは「テレビに出て得をするタイプ」です。 どっちがいいかは、個性によります。テレビに出て楽だという人は、そういうキャラでいいでしょう。綺麗事を言う、無難な事を言う、そういうキャラでいいでしょう。 でも、それではキツいという人がいる。本音を言いたい、社交辞令とかめんどくさい、疲れちゃうという人は、個人でやるしかない。 だから、そういう人はテレビに出なくていい。

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