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マンダラをふかめる手引書 Level-3.0

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人間の思考・言語・行動とマンダラとの密接なつながりを、古代人の叡智と現代人の浅はかな知識をまじえながらわかりやすく解説していきます。
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#読書

マンダラを"ふかめる"手引書

マンダラの原理を知ろう!このシリーズでは、人間の思考・言語・行動とマンダラとの密接なつながりを、古代人の叡智と現代人の浅はかな知識をまじえながらわかりやすく解説していきます。 第17回 コトバの宇宙法則を知ろう 第18回 コトバの宇宙で遊ぶための道具 第19回 "松尾芭蕉"のマンダラ宇宙 第20回 "宮沢賢治"のマンダラ宇宙 第21回 "芥川龍之介"のマンダラ宇宙 第22回 "聖書"のマンダラ宇宙 第23回 "童話"のマンダラ宇宙 第24回 "感情"のマンダラ

【第23回】 "童話"のマンダラ宇宙

今回は、よい子のみんなも一緒にマンダラ宇宙で遊んでもらえるよう、"童話・童謡"をとりあげてみたいと思います。 お約束:コトバの宇宙の法則と、その前に、いつものお約束、このマンダラ宇宙の法則を、みなさんと一緒に確認しておきましょう。 1. 題材を選ぶ"童話"といえば、日本人なら即座に思い浮かぶのは、"太郎シリーズ"ですね。「浦島太郎」「桃太郎」「金太郎」に、そして「河野..」これは違うか。 この"太郎シリーズ"から、今回は「桃太郎」を選んでみました。 「桃太郎」と言っても

【第22回】 "聖書"のマンダラ宇宙

これまで仏教系のお話しが続きましたので、今回は、少し雰囲気を変えて、"聖書"(バイブル)にチャレンジしてみたいと思います。 実は、この「聖書」はコトバの宇宙(マンダラ宇宙)とも深い深いつながりがあるんです。 これは、「はじめに言葉ありき」で有名な新約聖書「ヨハネによる福音書」の第1章です。 また、日本の旧約聖書研究の第一人者であり、牧師でもあった浅野順一氏は著書の中でこう述べてます。 前置きはこれくらいにして、今回はこんな感じで、マンダラ宇宙(コトバの宇宙)と"聖書"

【第21回】 "芥川龍之介"のマンダラ宇宙

前回の記事では、宮沢賢治の遺作の詩である"雨ニモマケズ"を題材にその"コトバの世界"をマンダラで表現してみました。 今回は、引き続き近代の日本文学を代表する作家、芥川龍之介を取り上げてみたいと思います。 お約束:コトバの宇宙の法則と、その前に、いつものお約束、このマンダラ宇宙の法則を、みなさんと一緒に確認しておきましょう。 1. 題材を選ぶ芥川龍之介といえば「羅生門」をはじめ名作は数々ありますが、今回は小学生でも馴染めそうな「蜘蛛の糸」を題材にしてみます。 ※この記事は

【第20回】 "宮沢賢治"のマンダラ宇宙

前回の記事では、このシリーズの手始めとして、"俳句"を題材にその"コトバの世界"をマンダラで表現してみました。 今回は、俳句よりももう少し長めの"文"にチャレンジしてみましょう。 お約束:コトバの宇宙の法則と、その前に、ここで今一度、この"コトバの世界/宇宙"(マンダラ世界/宇宙)で扱っている"コトバ"とはどのようなものなのか、みなさんと一緒に確認しておきましょう。 1. 題材を選ぶ今回のお題は「"宮沢賢治"のマンダラ宇宙」ということで、宮沢賢治の代表作品として広く親し

【第19回】 "松尾芭蕉"のマンダラ宇宙

さて、前回の記事でこのコトバの宇宙の仕組みと道具がわかったところで、早速、その知識を実際の私たちの言葉の世界で使ってみましょう。 お約束:コトバの宇宙の法則と、その前に、ここで今一度、この"コトバの世界/宇宙"(マンダラ世界/宇宙)で扱っている"コトバ"とはどのようなものなのか、みなさんと一緒に確認しておきましょう。 1. 題材を選ぶまず手始めに、日本語独特の言語世界(コトバの宇宙)を作り出している「俳句」を題材にしてみたいと思います。 このわずか17音から、どれだけ大