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税理士試験71(お金の話)

今日のテーマはお金の話。
直接税理士試験と関係ないかもしれないが・・・


基本、ワタクシは高校生のときからお金に困っていた。
確か高2の夏休みだったか、親父が仕事で事故った。
しばらく入院して、結果的に仕事をクビになり、就職活動もうまくいかず。結局ワタクシが大学生になるころでも職に就いていなかったのではないか?
常に家でゴロゴロしていた親父を覚えている。
オカンの内職と姉の稼ぎ、ワタクシのバイトで何とか食いつないでいた。
だから教科書通学定期など学校で必要な物は全てワタクシが自分のバイト代でまかなっていた。場合によっては学校休んでバイトに行ったり、学校のテスト期間中でもバイトに行ったり(場合によったら夜中まで)。
大学も国公立を目指した。私立もいくつか候補があったが、その中で授業料が一番安かった大学だけを受験した。結果国立は不合格だったものの、私立には合格できた。
大学の入学金もほぼ自分でまかない、足りない部分は奨学金でまかなうことにした。当時無利子の奨学金は10人に1人だったと思うが、所得証明書を提出した結果、その無利子に選ばれた。


大学入学後、最初1ヶ月は実家から通っていたが、一刻も早く実家から抜け出したかった。(別に親父だけの理由ではなく、そもそもウチの家族と合わなかったから)
結局家出同然で京都に来た。
当然ながら下宿の敷金礼金はほぼ自分で出す。仕送りもなし。
この時点で預金通帳の残高は5万円。つまり家賃1ヶ月分である。

一応このときから塾をやっていたので、収入がないわけではなかった。
しかし、かなりカツカツ。
家賃、生活費を払うと、ほとんど手元にお金が残らない。
生活面、経済面ともに女房の助けがあったからこそ乗り切れたと思っている。大学に行くにも定期代、バス代、友人と会ったら食堂での飯代などがかかるので極力行かず。
お金を稼ぐことに必死で、塾以外のバイトも掛け持ちした。そんな生活が1,2年ほど続く。

相変わらずお金には困っていたものの、次第に塾の生徒も増えてきて、収入も増え、手元に残るお金がジワジワではあるが増えていった。
確か4回生のときに、初めてTACの簿記1級の直前対策なるものの存在を知る。費用が5万円。ワタクシにすれば本当にカツカツだったが、行くことにした。

そして1級にめでたく合格でき、その延長で税理士を目指すことにした。

そして税理士試験の受験対策でも結局お金に困ることになる・・・


とまあこんな感じでお金に困っていた話を書いたのだが。
もしお金が人並みにあれば専門学校にも通学して、簿記や税理士ももっと短期間で効率よく合格できた可能性だってある。
後、院免なるものも視野に入ったかもしれない。(ワタクシの場合は資格よりも知識重視だったのでおそらくは選択はしなかっただろうが)
お金がなかったことで遠回りした感じは否めない。
お金さえあれば・・・って思うことはある。
でもだからこそ、お金の大切さは人一倍わかっているつもりである。
今はお金に困っているわけではないが、いっぱいあるわけでもない。
いざお金がいる!ってときに必要額をサラッと出せる経済力を身につけておきたいものである。



#税理士試験 #お金 #お金の話 #お金がない

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