JCLPCBの3Dプリントを発注する!
この記事の対象読者
3Dモデリングはできるけど3Dプリンターは持っていない人。
3Dプリンターは持ってるけどなんだかんだめんどくさくて使ってない人。
モデリングもできないけど3Dプリントに興味がある人。
ものづくりが好きな人。まんちが好きな人。
この記事はYoutubeの動画ともリンクしています。
実際の操作画面なども見たい方はこちらからどうぞ。
JLCPCBの3Dプリントサービスを使う
出たな!JLCPCB!!
もうおなじみJLCPCBが3Dプリントサービスを始めた(2020年~)ので利用してみようという記事です。
ちなみに今回は主に発注方法について解説していきます。
出来上がりの細かい評価や、素材の比較などは次回行います。
作るもの
自分は複雑なモデリングは得意ではないのでインターネットの友達うるちが作ったモデルを出力しました。
モデルがこれ。
Z○ID
ではなく、完全オリジナル恐竜ロボです。
彼自身も光造形の3Dプリンターを持っていて何度か出力しているようですが、頒布を考えた際に品質の安定性や処理の大変さを懸念していたようなので今回モデルを借りて製作してみました。
また他にも数種類評価用に作成していますがそちらについては次回の記事で。
発注方法
まずはモデルはご自身で用意するか、各種フリーやら販売されているものを用意してください。形式はSTPかSTLでOKです。
そしてここが今回面倒だったんですが、複数パーツから構成されているモデルに関してはパーツを一つずつ分けたデータを用意してください。
複数パーツから構成されている購入データやフリーデータを使用する場合はFusion360などでデータを分割して書き出ししてください。
3Dプリンターの出力って普通は複数パーツをまとめてやるんですが(JLCPCBでも実際の出力はまとめてやっていると思いますが)、発注時点ではデータを分けてください。
ここが結構面倒なので今後All in Oneデータでの入稿に対応してもらえると嬉しいですね。
おそらくの理由ですが、まずJLCPCBではパーツ出力後表面の処理を行なっています。(洗浄、研磨、サンドブラストなど)
その作業に対するコスト計算がAll in Oneデータだと難しいためだと思われます。データに含まれるパーツ数をこちらから指定することで簡素化されると楽なのですが。
また注文時パーツ10種類ずつしかカートに追加できません。
データアップロード時は10個以内にするように注意してください。
また、1度の注文で製作可能なパーツ種類が30までなので極端に複雑なものは1回の注文で収まらない可能性があります。
準備ができたらパーツごとのデータを入稿、素材の指定、個数の指定、パーツ用途の指定(前回の記事同様税関で参照されます。違法拳銃等の防止目的でしょうね)を行い注文します。
今回は光造形を複数樹脂で注文しています。気になる金属プリントも1つだけ注文しました。
また、入稿データにはデザインルールがあるのですが、とりあえず無視しても入稿は可能です。
デザインルールはそれなりに細かいのでここでは紹介しませんが、一番下に小さなパーツなら10個まで1つのファイル内に入れることができるようなことが書いてあります。コストダウンにはいいかもしれませんね。
カートから発送情報などを入力して進めると担当者からのチェック待ちになります。
今回も既存データをそのまま使ったため一部デザインルールに沿っていない箇所について警告が入りました。というかほぼ全ファイルに警告が出ました。
が、今回はどの程度強引に行けるかもチェックしたいので全てスルーして作成してもらいました。(うまく出力できないかもしれないけどそれでもいいなら作るよって感じ)
その後支払い、製造という流れになります。この模型以外では一部データ修正をしたファイルもありました。
ちなみに今回同時に注文した一部のモデルが製造時にscrappedとなりうまく出力できず、再出力してもらいました。(特に言われてないけどこれは基本無料なのかな?)
これがこちらのデータのせいか、製造工程でのトラブルかはわからないのですが納期に関してはこのようなトラブルも想定した方が良さそうです。
到着
なんやかんやで出力物が到着しました。
破損の可能性の低そうな細かいパーツは袋にまとめて入って届きました。
逆に壊れやすいパーツはプチプチにくるまっていました。
すぐ開けちゃって開梱時の写真無い…
とりあえず組み上げたものを、ドン!!
かっこいい~~
詳細な評価や、他の出力物については次回の記事にて紹介していきます!!
お楽しみに!
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