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受験体験記 ーTableau Certified Data Analyst その2ー

Tableau Certified Data Analystの合格体験記 2回目。
今回は、試験問題について、まとめてみました。

1)出題範囲

Tableau社 WEBページに、試験範囲が掲載されています(概要、後述)。
まずは、各項目に目を通し、自分の理解が進んでない項目を重点的に実習することが一番良い勉強法です。

次回の対策でご紹介するのは、DSCOVR AnalyticsのYuotube。ここで、試験範囲の中で重要項目が記載されています。
Tableauの利用に少し慣れが出てきた昨今、ここで示された需要項目は ほんと大事な内容と感じていた点ともマッチしていると感じました。
全体を満遍に勉強する必要がありますが、もし優先順位をつけるならこの重要項目(下記では★★を印をつけています)を先に予習しても良いと思います。

Tableau自身が、データベースから集計作業をする仕組みである点を重視していると思われ、その「集計」を意識した問題が多いと感じました。

2)Tableau社提示の出題範囲と出題割合

出題領域とその割合は、次の通りです。

領域 1: データへの接続と分析に適した形式への変換 : 24%
領域 2: データの探索と分析 : 41%
領域 3: コンテンツの作成 : 26%
領域 4: Tableau Server と Tableau Cloud 上のコンテンツのパブリッシュと管理 : 9%
 合計 : 100%

マークシート式と仮装PCでのTableau実技の3部構成で試験が行われます。
出題数は、次の通りでした。
 1部 マークシート : 25問
 2部 仮想PC実技 : 10問
 3部 マークシート : 20問
  合計 : 55問

3)出題された問題 概要

Tableau社が提示している試験対象の項目と、前述DSCOVR Analytics社が重要項目をチェックしたものが、次の通し番号をつけたものとなります。
下記では、最重要を★★、重要を★ で印をつけています。
今回、私の受験の際に出題された問題(正確な内容ではありません、こんな感じだったというメモ程度で、全問は網羅されていません)を対象項目の欄に記載しています。また、次の様に

  • の形式で記載したものは

は、問題例になります


領域 1: データへの接続と分析に適した形式への変換

1.1. データソースに接続する

1.1.1. 適切なデータソースを選択する
1.1.2. ライブ接続と抽出のどちらにするかを選択する
1.1.3. 抽出に接続する
1.1.4. スプレッドシートに接続する
1.1.5. .hyper ファイル (または .tde ファイル) に接続する
1.1.6. リレーショナルデータベースに接続する
★★1.1.7. カスタム SQL クエリを使用してリレーショナルデータベースからデータをプルする

  • SQL SELECT WHERE

★★1.1.8. Tableau Server 上のデータソースに接続する
★1.1.9. 既存のチャートやシートで接続済みデータソースを他のデータソースに置き換える

  • データソースの接続ファイルの変更 売上2019年から2018年に変更する

1.2. 分析前のデータ準備

★★1.2.1. データ品質を評価する (完全性、一貫性、正確性)
★★1.2.2. クリーニング操作を行う

  • Prepでアメリカ人の名前の表記揺れを自動で修正する方法は

1.2.3. データをフォルダーに整理する
★★1.2.4. 複数のデータソースを使用する (関係の定義、結合、表のユニオン、データブレンド)

  • 結合の種類

  • 2つの表のユニオン First NameとLast Nameが別れている、一緒にしてからユニオンする

★1.2.5. データインタープリター、ピボット、分割を使用したデータ準備

  • データインタープリター Excelファイルの操作後のデータ列数は

  • データ分割の方法(カスタム分割)

★1.2.6. 抽出フィルターを作成する

1.3. Tableau Prep でデータを分析に適した形式に変換する

  • Prepで接続出来るファイル形式は?

1.3.1. ビジネスシナリオに基づいて実行すべきデータ変換を決定する
1.3.2. ユニオンでデータを組み合わせる
1.3.3. 結合でデータを組み合わせる
1.3.4. 集計でデータを分析に適した形式に変換する

o Prepのフローで、月の販売データが年の扱いなるステップはどこ?

★1.3.5. フィルタリング

  • フィルタの設定方法

1.3.6. ピボットでデータを分析に適した形式に変換する

1.4. フィールドをカスタマイズする

1.4.1. 既定のフィールドプロパティを変更する (タイプ、並べ替えなど)
1.4.2. 列の名前を変更する
1.4.3. 連続と不連続を切り替えるべき場面を判断する
1.4.4. ディメンションとメジャーを切り替えるべき場面を判断する
1.4.5. 別名を作成する

領域 2: データの探索と分析

2.1. 計算フィールドを作成する

2.1.1. 日付計算を記述する (DATEPARSE、DATENAME など)
★★2.1.2. 文字列関数を記述する
★★2.1.3. 論理式とブール式を記述する (if、case、ネストなど)

  • 条件式でTureとFolseを表示する式 2種選択

2.1.4. 数値関数を記述する
★2.1.5. 型変換関数を記述する
2.1.6. 集計関数を記述する
★★2.1.7. FIXED LOD 計算を記述する

  • LOD計算 フィールド穴埋め

2.2. 簡易表計算を作成する

★★2.2.1. 移動平均

  • 移動平均の計算設定

2.2.2. 合計に対する割合
2.2.3. 累計
2.2.4. 差、差の割合
2.2.5. 百分位
★★2.2.6. 複合成長率

2.3. カスタム表計算を作成する

2.3.1. 今年 (現在まで)
2.3.2. 今月 (現在まで)
2.3.3. 前年比
2.3.4. インデックス

  • LAST関数 クロス集計表で2019年で表示される内容は?

2.3.5. ランク付け

  • データの並び順番 どのRank関数を使うか

  • ランク関数 当てはまるのはどれ?

★★2.3.6. 最初と最後

  • FIRST関数 クロス集計表で最初の年度(2018年)のみの表示にするための関数の記述は?

2.4. フィルターの作成と使用

2.4.1. ディメンションやメジャーにフィルターを適用する

  • ディメンジョンのフィルタを作成する

2.4.2. フィルターを設定する (上位 N、下位 N、含める、除外、ワイルドカード、条件付きなど)

  • 売上Top5 棒グラフに追加させる方法

★2.4.3. コンテキストにフィルターを追加する

  • コンテキストフィルタ 入れる順番

★2.4.4. 複数のシートやデータソースにフィルターを適用する

  • データソースフィルタで3種のワークシートのどのフィールドがフィルタできるか

  • 複数のシート 一つのシートに設定されているフィルターをたのシートでも利用出来るようにする

2.5. パラメーターを作成してインタラクティブ機能を追加する

★★2.5.1. 計算式で使用する

  • パラメータ表示後の計算式で紐づける方法は?

★★2.5.2. フィルターで使用する
★★2.5.3. リファレンスラインで使用する

2.6. データの構造化

★★2.6.1. セット

  • セット 作成方法

  • セット結合出来る組み合わせは(同じディメンジョン)

★★2.6.2. ビン

  • ヒストグラムの作成(ビンを3に指定する)

2.6.3. 階層

2.6.4. グループ

2.7. データを地理的にマッピングする

★★2.7.1. 記号マップを作成する

  • MAP 米国州の売上を色に入れたもの作る

2.7.2. ヒートマップを作成する
2.7.3. 密度マップを作成する

o 密度分布へ変換(MAP)

★2.7.4. コロプレスマップ (階級区分図、色塗りマップ) を作成する

2.8. 分析機能を使ったデータの要約、モデリング、カスタマイズ

2.8.1. 合計と小計
★2.8.2. リファレンスライン
2.8.3. リファレンスバンド

  • 標準偏差のリファレンスバンドを作図する

★2.8.4. 平均線
2.8.5. 傾向線
2.8.6. 分布バンド
★★2.8.7. 既定の設定で予測する
★★2.8.8. データ予測モデルをカスタマイズする
★2.8.9. 予測モデルを作成する

  • データ予測の作成方法(順番穴埋め)

領域 3: コンテンツの作成

3.1. チャートを作成する

★★3.1.1. 基本的なチャートをゼロから作成する (棒、折れ線、円、ハイライト表、散布図、ヒストグラム、ツリーマップ、バブル、データ表、ガント、箱ヒゲ図、面、二重軸、複合)

  • 散布図 作成方法(行列、色、詳細にどのフィールドを入れるか)

  • 100%棒グラフの作成

★3.1.2. データを並べ替える (カスタムの並べ替えを含む)

3.2. ダッシュボードとストーリーを作成する

★★3.2.1. コンテナーとレイアウトオプションでシートを組み合わせてダッシュボードを作成する
3.2.2. ダッシュボードオブジェクトを追加する

  • DRAFTの画像をダッシュボードに入れる方法は(オブジェクトの種類)

3.2.3. ストーリーを作成する

3.3. ダッシュボードにインタラクティブ機能を追加する

3.3.1. ビューにフィルターを適用する
★★3.3.2. アクションを追加する (フィルター、URL、ハイライト)

  • アクションの設定方法

  • ダッシュボードで3つのシートで利用出来るオプションを1つのシートのみ使わないようにする方法

3.3.3. パラメーターやシートセレクタでシートを切り替える
★★3.3.4. ナビゲーションボタンを追加する
3.3.5. ユーザー誘導テキストを追加する (~をクリック、~にカーソルを合わせる、メニューオプションなど)

3.4. ダッシュボードの書式設定

3.4.1. 色、フォント、形状、スタイルを適用する
3.4.2. カスタム形状やカラーパレットを追加する
★3.4.3. 注釈を追加する

  • 線グラフに注釈を記載する

★3.4.4. ツールヒントを追加する
3.4.5. パディングを使用する
3.4.6. グリッド線、行レベルや列レベルのバンド、網掛けを削除する
3.4.7. 特定のデバイスレイアウトでレスポンシブなデザインを適用する

  • ダッシュボード 表示/非表示 を右に出すには

  • Desktopで出力サポートされているファイル形式は?

領域 4: Tableau Server と Tableau Cloud 上のコンテンツのパブリッシュと管理

4.1. コンテンツをパブリッシュする

★4.1.1. ワークブックをパブリッシュする

  • ワークブックパブリッシュ方法

4.1.2. データソースをパブリッシュする
4.1.3. コンテンツを印刷する
4.1.4. コンテンツをエクスポートする

4.2. データ更新のスケジュールを設定する

★★4.2.1. データ抽出の更新スケジュールを設定する
★★4.2.2. Tableau Prep ワークフローのスケジュールを設定する

4.3. パブリッシュ済みワークブックを管理する

★★4.3.1. アラートを作成する

  • アラートを作成する方法

  • 週1回Tableau Serverからの通知が設定されている、新たに通知を加える方法は?

★★4.3.2. サブスクリプションを作成する

3)問題の傾向(私見です)

上記にTableau社出題範囲と、試験問題の対比をしてみましたが、次回の勉強(対策)に記載した書先輩方のブログ記事などをみていると、大体の試験問題が想像できると感じました。
Tableauで良く使う機能などは、完全に網羅された試験範囲と考えられ、日頃からTableauを利用する機会のある方は、しっかり勉強されればパス出来る試験ではないかと感じています。

次回は、試験に向けた対策についてです。


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