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拝啓 おのくんのおかあちゃんたちへ

東松島のおのくんのおかあちゃんたち、お元気でいらっしゃいますか。なかなか遊びに行けなくてごめんなさい。ウチの子たちは今日もまんまる目玉でかわいいです。おのくんを見ると「おかあちゃんたち元気かな?」って思うんですよ。

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写真の左から長男次男三男。ウチのおのくんたちです。

2013年に放送されたドラマ「空飛ぶ広報室」の最終話に登場した「おのくん」に会いたくて、その年の年末にはじめて宮城県東松島市にあるおのくんハウス(仮設住宅の中にあった集会所)を訪ねました。もう7年も前になるのか。

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ソックスモンキーおのくんは手芸用の綿と靴下でできていて、1体1000縁(円)。みんな「里親」としておのくんを迎えています。

地元のおかあちゃんたちの手作りなので、同じコはいません。たとえ同じ柄の靴下で同じ大きさだったとしても、ちょっとずつ違うのです。

この時お迎えしたおのくんは、友人の子どもにプレゼントしました。訪問前からまた訪ねよう、その時に里親になろうと決めていました。もう一度来るという約束をしたかったのです。

そして翌年2014年の4月に長男、次男は2015年の4月、ともにおのくんの里親さんたちが里帰りで集まってくる年に一度のお祭り「めんどくしぇ祭り」でお迎え。三男は2015年5月の仙石線全線開通の日、沿線の撮影会に参加する前に陸前小野駅前にできた新しいおのくんの実家「空の駅」でお迎えしました。

ちなみに以前noteで仙台のイルミネーションの写真を投稿しましたが、この撮影前にも東松島を訪ねていました。

おのくんは東松島を訪れてほしい、前へ進むために手を繋いでほしいと願うおかあちゃんたちの希望だと私は受け取っています。

東松島を訪れて、おのくんを介して、おかあちゃんたちと会話が生まれ、ほんのほんの少しだけど、あの日とあの日からの今を知ることができました。

私のように遠方から里帰りする人、地元の人、いろんな人が訪ねて来て、自然と会話が生まれるのもここでの新しい風景です。おのくんとおかあちゃんたちのがんばりによって生まれた風景です。

テレビドラマやSNSの口コミで輪が広がって、たくさんの人たちが足を運び、今では日本中、世界中に里親さんがいます。おのくんが繋いだ縁で、里親さんそれぞれの街から東松島、宮城、東北に想いを寄せています。

今では東北の天気予報も気になっちゃって。明日は雨で寒そうやなとか、桜はもう少し後やなとか、航空祭の日は晴れるかなとか。

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東松島といえばブルーインパルス。この写真は入間で撮った一枚やけどね。

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どうしてもお膝元でブルーを見たいと松島基地でのイベント応募はがきを書くおのくん。

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おのくんの念力が通じたのか、応募はがきが当選して松島基地復興感謝イベントに行ったのが2016年8月。いかん、なんてこったい、最後の里帰りからもう4年になってしまう!

1週間くらい休みがとれる職場だったら、東北の夏まつりをめぐる旅に出たいんやけどなぁ。福島の相馬野馬追、青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり……。温泉とグルメもね。ただ車の免許をもってないので、運転できる人を道連れにせねばならんけど。

拝啓 おのくんのおかあちゃんたち。どうぞお元気でいてください。必ずまた里帰りします。

おのくんの里親さんたちがSNSに自慢のコたちの写真をたくさんアップしています。ぜひ検索してみてください。どのおのくんもみんなかわいいです。

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里親になりたくなったアナタ、おのくんの情報はこちらからどうぞ↓

(公式サイト:おのくんの里親になる方法や綿と靴下の寄付の仕方など)

(Facebook:イベント情報など更新頻度高め)

(ドラマ「空飛ぶ広報室」配信サイト:最終話でおのくんが作られていた仮設の集会所でのシーンがあります。実際に作っているおかあちゃんたちがエキストラで出ています。っていうか、お仕事ドラマでめっちゃ元気もらえるので一話から見てほしい!私はDVDBOX買いました)