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開園前の新宿御苑で創る地域の運動文化とコミュニティ

4月2日(土)から2022年度の7-9PARKがスタートしました。
ちょっと長くなるのですが、昨年stadiumsにジョインしてまだ自分の言葉でサービスを語っていなかったので7-9PARKから文字に書き起こしてみようと思います。

実は初note。書いては下書きに溜まり・・を繰り返していました。どきどきしています。お手柔らかにお願いいたします。


7-9PARKとは?

7-9PARKは新宿御苑の早朝開園の中で行っている「公園で過ごす豊かな朝時間をきっかけに地域の運動文化とコミュニティを創出するプロジェクト」です。アプリも開発し、イベント作成から参加予約、決済まで全てアプリで完結するようにしています。
公式HP:https://www.79park.jp/

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※企画書から抜粋

細かく話したいのですが、巻物並になってしまうので詳細は今回のプレスリリースをご覧ください。(special thanks:柴田菜々さん)

今年度はまだメディアの方にご取材いただけていなく(これは私の力不足です)桜も感じられるこの時期の新宿御苑で皆さんが楽しんでいただいている風景は、今だけなのでメディアの方もご連絡お待ちしております…!

早朝開園自体は、環境省が新宿御苑の魅力向上を図る取組の一つとして、令和元年度に試行し、令和2年度から本格実施をしているものです。
(環境省の報道発表より抜粋 https://www.env.go.jp/press/110883.html

私たちは毎年環境省の公募に対して、企画を提案し採択されて実施している形になります。
(これがまためちゃくちゃ大変なんですがコクーンラボの釜石さんに初年度から多大なるサポートをいただいています、ありがとうございます。涙)

そんな7-9PARKも3年目を迎えることができました。
無事、3歳のお誕生日です。ぱちぱち。
そして2年目までの取組みをもとに今年の2月にはスポーツ庁が主催する第一回「Sports in Lifeアワード」にて企業部門で優秀賞を受賞することができました…!一つ形として評価していただけたことはとても嬉しい出来事でした。

7-9PARKがどんな想いで構想が生まれ、どんな風に形にするところまで進んでいったのかは、「早朝開園の園長」であり、壮大な構想をかかげ、多くの仲間・協力者を集めきった弊社取締役の藤井翔太さんのnoteをぜひ見てください。

壮大な構想と溢れる愛に埋もれることでしょう。
敬愛を込めてこのnoteでは園長と呼んでいきます。

前置きが長くなりましたが、私のnoteでは何を伝えたいかと言うと、
園長より少し外目線で感じた良いポイントを大きく3つお話しできればと思っています。
なぜなら、私自身がこのなかなか手のかかるプロジェクトに感銘を受け、いつの間にか仲間に立候補していた人間だからです。

そんな私から伝えたい3つはこちら。

・年齢関係なく楽しむことができ、「おはよう」から始まる交流が生まれる
・住んでいる地域の魅力を再発見するだけなく、新たな価値をみんなで創出できる
・ハレの日ではなくケの日が少し豊かになる可能性がたくさんある

■年齢関係なく楽しむことができ、「おはよう」から始まる交流が生まれる

7-9PARKは早朝開園の中で実施され、早朝開園時の開門業務も弊社で請け負っている形なので、誰に対しても開かれた早朝開園には赤ちゃんからご高齢の方まで本当に幅広く来園されます。
(ちなみに7-9PARKという名前の通り、7時〜9時の2時間だけですが、1日平均で300人程度、桜の季節やイベントごとになると2,000人くらい来園します。)

そして7-9PARKは提供者側には、事務局の審査は形として整えていますが、
イベントの提供者も20代の方から、新宿御苑に10年以上通い続けていて植物に関する資格や、バードウォッチの資格などを持っている6.70代の大先輩方までいらっしゃいます。

イベント参加者でいえばお子さま向けのアクティビティもあるためお子さまから5.60代の方までいらっしゃいます。

文字通り、老若男女が集まっているのですが不思議なことに朝の新宿御苑に来ると、あまりの気持ち良さに「おはよう、今日も気持ちいいねぇ」「いやー、早起きして良かった!」「寝坊しかけました〜〜〜」という会話が自然と生まれてしまうんです。

そして7-9PARKのアクティビティに参加して参加者の方々同士や、提供者の方々と仲良くなり、知らない人同士だった方々が「また来週〜」なんて会話を聞いていつも勝手にエモくなっています。

■住んでいる地域の魅力を再発見するだけなく、新たな価値をみんなで創出できる

国民公園である新宿御苑は言わずもがな素晴らしい公園です。
入園料に500円必要であることもあり、隅々まで管理が行き届いていて、芝生もとても綺麗ですし、多くの植物が生息していて、一歩入ると都内にこんなに空間があったのか、と驚くほど空気が違います。

その環境を生かしながら、7-9PARKは誰でもイベントを提供し、参加することができるようになっています。
園長が以前の取材で言っていた「自分の好きなことは少なくとも自分には価値があります。それを小プロジェクトとして周りにシェアしていく。」その舞台が7-9PARKであり、それらは結果的に公園での体験価値を上げます。
私たちは2年間の活動において、多くの個人の方と仲間になり、価値を創出してきたと自負しています。

そしてそれは個人だけにとどまらず、企業の方々にも賛同いただき、様々な取組みをしています。
シードコーポレーション様には昨年度からご協賛いただき、
足元から健康と地球を考える取組みをご一緒させていただいています。
今年もご一緒させていただきます。

昨年最後の方には、モンドグロッソ・音楽家の大沢伸一さんとサウンドセラピストのHIKOKONAMIさんが織りなす「サウンドフルネス」という新しく、最高にクールなイベントを開催し、朝の7時に60人以上が集まりました。
「サウンドフルネス」が気になる方は大沢さんのnoteをご一読ください。

その日は新宿御苑、一帯に朝靄が出ていて神秘的な雰囲気の中イベントが開催され、皆、感嘆の声を漏らしていました...今思い出してもすごかった。

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また今年度は、ユネスコ食文化創造都市山形県鶴岡市の規格外農作物-Out Of Standard-を使ったコールドプレスジュースブランド「THE OOS」(オース)さんともご一緒させていただくことが決まっており、
「自然」「環境」「健康」「コミュニティ」「文化創生」などのキーワードで繋がった企業様と新宿御苑を舞台に様々なチャレンジをしています。

ご一緒させていただける企業様は絶賛募集中ですので、お読みいただき
「おっおもしろそうやないか」「何か出来ひんかんなぁ」という企業の方は一度ご連絡ください。(本気でお待ちしています...!)

そんな風に、集まった個人や企業の皆さまとご一緒することで、
新宿御苑の素晴らしさに気づくことはもちろんですが、「こんな体験が出来るなんて嬉しい」「来るのが楽しみになった」という感情や、地球や健康について考えるきっかけを生んだりと新たな価値を創り上げていっていると考えています。

■ハレの日ではなくケの日が少し豊かになる可能性がたくさんある

ここまで熱く語ってきましたが、私たちが考えている中の一つの軸として、新宿御苑の7-9PARKに来ることが日常において特別なことではない。
という考え方があると思っています。

スポーツ庁の表彰を受けた際に評価いただいたポイントとしても挙げていただいたのですが、あくまでも日常の中に溶け込んでいくことが大切だと感じています。

※表彰の際には「人々の日常、生活そのものをアップデートさせる可能性を大いに含んでいてそれが全国の公園で展開できる可能性を感じた」というニュアンスのフィードバックをいただきました。

まさに私たちはハレの日を演出したいのではなく、ケの日に少し早起きをしてお散歩をしたり、少しジョギングやヨガをしてみたり、ガイドツアーに参加して人生の大先輩からちょっと知識をいただきながら、いつもより少し植物に、自然に目を向けてみる、という少しだけ心も身体も豊かになるような空間を提供したいと考えています。

楽しみ方は人それぞれでよく、運動しなければいけないわけでもありません。ベビーカーを押しながら「おはよう」だけを交わしてぼーっとしている、そんな風景も大歓迎です。


眠い目をこすりながら来たはずなのにいつの間にか笑って誰かとおしゃべりしていたり、ストレッチして身体を動かして気持ち良さを感じている。

ただ少し早起きした自分を褒めたくなるような、朝の2時間を今年もお届けしたいと思っています。

新宿御苑でお待ちしております。

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#はたらいて笑顔になれた瞬間 #私の仕事  

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