あかるい、火種。

ひとのつながりは 

命のよろこび

生きるともしび


火種があれば

その火を継ぎ

輪をひろげ

つながりをつくることができる


火種がないなら

誰かが灯し

手を差し伸べることで

救うことができる


火種の扱い方を知らない者に

火の粉を投げてしまっては

救うどころか燃やしてしまい

命を尽かさせてしまうかもしれない


それでも

あかるい火種を、

あなたに灯したいのならば

火傷をしないように、そっと

眩しすぎないように、そっと

心が動くように、そっと、ずっと

そばで灯し続けよう


いつか、

あかるい火種を見つめ続けたあなたが

手を伸ばせる日がくるように


伸ばしたその手が火傷しない

やさしい火種を渡せるように


あかるい火種がつくった陰で

あなたを隠してしまわないように

そっと、そばで

あかるく居よう

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