卒業するので、ちゃんと特別な「ありがとう」を言いたい
はじめに
2021年度が終わる今日。
自分にとって特別に思うことがあり、
今日こそはnoteを書く日ぞ、
という勢いで言葉にすることを決めた。
私は、仕事の中で色々な方を取材し、
その人の想いを言葉にして伝える、
ということをさせて頂いたりしてるのですが、
いざ自分のことになると、想っていることを綴るのが少し照れ臭さく、
なんとなく苦手意識があって避けてきたんですよね。
でも、今日こそは書く。
というのも、自分が心を注いでやってきた事業を、
本日を最後に卒業することになったので、
言葉にしておかなければという思いに駆られたからです。
私が今日 卒業すること
それは、MANAVIVA!(マナビバ)という事業です。
知らない方が多いと思いますので以下、説明です。
MANAVIVA!は、子どもたちが静岡の豊富な自然資源や、文化や歴史、達人(その道のプロ)などとふれあう機会を提供する、学び型の体験を集約したプラットフォーム。
子どもたちが普段なかなか出会うことのできない人、そして自然資源などとふれあい、いつもと違う世界を知って、学校では得られないような夢中になれること、好きなことを見つけて欲しい。
そんな思いではじめたサービスです。
私は2019年からこの事業の開発に加わり、事業責任者として、サイトの開発や、地域の事業者さんといっしょに体験商品をつくったり、サイトのプロモーションまで携わってきました。
正直、この3年間を振り返ってみると、ローンチするまで、してからも、大変なことばかりでした。
でも、体験している子どもたちの笑顔を見ると、
それが一瞬で報われて、私も笑顔になれる。
だから、これまで、
本当にやりがいをもって取り組んできました。
現在、MANAVIVA!はローンチしてから約1年半。
コロナという逆風の中ですが、MANAVIVA!は県内を中心に徐々に認知され始め、利用者数も順調に増加していて、まだ飛躍的とは言えませんが、MANAVIVA!の成長を実感しつつあります。
でも、このタイミングで、
MANAVIVA!は次の担い手にバトンタッチされることに。
なので、今日が最後の日となってしまいました。
バトンタッチする理由はいくつかあるのですが、
色々と思うことも多く、うまく言葉にするのは難しいので、
ここではお伝えしないこととしますが、一つだけ言わせてください。
これだけは 伝えたいこと
それは「ありがとう」です。
なんだよ普通じゃないか。。と思いますよね。
でも、このひとことに凝縮されてすぎていて、
やっぱり、それ以上のよい言葉が見つかりません。
とくに感謝を伝えたい人は、体験を実施する事業者さんたちです。
皆さんに初めて会った時、私はびっくりしました。
それぞれ「すんごい熱量の想い」を持った人ばかりだったからです。
土を愛し、土の気持ちがわかる陶芸の達人。
最先端の技術に携わる仕事を手放し、
昔の暮らしを再現する昔田舎暮らしの達人。
身ひとつでルワンダへ行き、染織りで女性の就労機会を開拓した染織りの達人。などなど...
会社という大きな組織に属していた私からすると、
あまり出会ったことのない、
変な(もちろんいい意味です)人たちばかりでした。
自分の生まれ育った静岡が嫌で嫌で、
どうやったら飛び出せるかをいつも考えていた私が、
静岡のことを「あれ?ちょっとおもしろいかも」と思えた。
それは、皆さんと出会えたからだと思います。
そして、「地域をたのしくしたい」と思い、
会社をつくるチャレンジができたのも、その出会いがあってこそでした。
MANAVIVA!をやっていた頃は、
子どもたちのためにと思っていましたが、
自分もMANAVIVA!を通してたくさんの出会いをもらい、
成長させてもらえていたのだと、卒業する今になって気付きました。
だから改めて、ちゃんと伝えたいのです。
皆さん、本当にありがとうございました。
最後に
MANAVIVA!が、これからも子どもたちの出会いをつくり、笑顔を引き出し、より一層成長していきますよう、心から願っています。
ちなみに、大好きな達人たちの紹介は、下記マガジンから読めますので、
興味あれば是非読んでみてくださいね。
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