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酒断ちの神様。

断酒しよう、なんて全く考えていなかったのだが、今回ばかりは宇宙というか神の意思ではないか? という気がしている。かなり強く。

と、いうのもそもそも予定変更が重なって、何かあるんじゃないか……? と思っていた結果が断酒だったからだ。

10月は、いろいろ忙しかったから上京の予定はなかったのだが、予定変更が重なって東京に行く事になった。そして行った先でインフルエンザを拾う。
前回も書いたが、インフルで一週間寝込みオレンジジュースとヨーグルトで過ごし、酒を飲もうという気が失せたまま、なんとなく断酒になった。
だから、全然痛くも痒くも苦しくもなく。

それどころか、酒が抜けた方が食べ物が何倍も美味しいという事に気づいた。
むしろ食い気が勝った。それでさまざまな断酒関係の動画や本を見て調べたところ、酒を分解するために亜鉛が大量に必要で、足りなくなると味蕾がまず破壊され、味音痴になると知った。つまり塩っけの多いものを食べていればなんでも美味しい、という雑な状態に長年なっていたことがわかり、
損していた気分になった。気分どころか本当にいろいろ損していた。
酒を飲まなくては大体のものが美味しくなかったのだ。

翌月には酒を飲むのが楽しみな仲間との『飲み放題プラン付き熱海旅行』も
予定されていたんだけど、いろいろなお料理をノンアルで味わう形で楽しんだ。ビュッフェでもコンビニでも、今まで見向きもしなかったソフトドリンクをいろいろ試すのが楽しかった。

熱海旅行二日目に、行くところがなかったから行って見ようか、
と立ち寄った来宮神社には古くから『酒断ちの神様』も祀られていた。
もう、ここに呼び寄せられたとしか思えない。

昔は『酒もタバコも女もやめて、100まで生きたバカがいる』と言ったようだが、
やっぱり昔からアル中はいたんだな。

熱海の来宮神社の立て札。


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