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「弱者」は「勝てる場所」を選べ。

こんにちは(^^♪ 本日も、雑談的に、備忘的に、まとめていきたいと思います。時間のある方はお付き合いを!

本日のテーマは「キャリア」「独立」について。

たまにですが、主に教育系で起業を考えている方や大学生から相談を受けるようになりました。その中で多いのが「どの分野」「どのジャンル」で起業をすべきか、という質問です。この点について、私自身の考え、感じることをまとめていきたいと思います。

「弱者の戦略」の本質は「局地戦」。
まず、弱者(新規参入側)の戦略の基本は「局地戦」ということが前提になります。これはビジネスの世界というよりも、実際の戦闘で考えても分かりやすいかと。A国(大国)とB国(小国)で戦う場合、普通にやったらA国が勝ちます。しかし、A国から遠くB国から近い「局地」に限定して戦闘を展開した場合、結果は分からなくなります。B国に地の利が生まれるからです。ビジネスに敷衍していえば、弱いものは「勝てる場所を選べ」ということになります。
これは一見、当たり前のように思えるかもしれません。しかし、ビジネスプランなどについて聞いていると「いきなり世界戦」を挑んでいるようなプランも多くあります。自動車業界でいえば、いきなり「トヨタと競合するようなフルラインナップでいきます」的なプランって、無謀ですよね。そんなの成功するわけありません。教育業界でも同じです。すでに巨大企業(ジャイアント)がいる領域やそれにかぶる形でのビジネス展開はやはり無謀です。まずは自分が弱者(新規参入者)ということをしっかりと認識した上で、ビジネスプランを練っていく必要があります。

「本業の人がいない領域」で戦う。
その上で成功するうえで大事だと感じるのは、本業の人がいない領域を見つけて戦うことです。自動車業界でいえば、自動運転などはすでに多くの企業が参入しています。しかし、仮にですが「空飛ぶ車」などの領域は、まだ参入している企業はありません。もちろん開発しようとしている企業はあるかもしれませんが。教育業界でも、まだ本業の人がいない領域というのが存在します。私がメインに仕事をする「不登校支援」「就学準備」などもその領域のひとつです。小規模でやっている会社はいくつか存在しますが、まだまだ大企業は存在しません。そのような業界の全体像(レーダー)を磨き、勝てる領域を探し出せるようになることは非常に重要です。
思うに、社会人経験なしの企業が難しいのはこの部分に起因するのではないでしょうか。特定業界の全体像を描くレーダーなしに、新しいことを考えていくのはよほどの運とセンスがないと難しいでしょう。偶然、当たったとしても、その後の継続が難しかったりします。私の大学時代のゼミの先生も「起業したかったら、特定の業界で10年やってから」にしなさい、と言っていました。今になり、その言葉の重みがよく分かります。

「既存企業が参入ができない(しない)領域」で戦う。
もうひとつ、大事なことは「既存のプレイヤー」「大手企業」が参入しない(しにくい)領域で戦うことです。私が3社目にいた会社は教育業界では最大手の会社でした。この会社に居て、よく分かるようになったのは「大手企業の考え方」「できること/できないこと」です。大手は一見、なんでもできるように感じますが、実際はそうではありません。大手であるがゆえに、できないことも多々あります。人間も図体がでかくなると動きにくくなるように、会社も大きくなると身軽には動けなくなります。特に、仕組みが出来上がってしまっている会社には、それ以外の領域に踏み込んだり、それを実行できる人材が不足しています。この部分を突いていくことも、新規参入側(弱者)にとっては非常に重要です。

「教育ビジネス」の壁打ちならお気軽に!

可能な範囲でですが、教育ビジネスに関して、ご相談にものっています。基本、料金もとっていないので、ゆるく、雑談的にもやっています。私自身、見識を広めたいと思っていますので、ぜひとも情報交換しましょう。お気軽に下記からお問合せください!


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