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✅夫婦ダブルローン(ペアローン)は本当に正しい!?将来を苦しめることになる

今回はマイホームの購入を、夫婦のダブルローンで検討している方向けの記事です。
少しでも参考になればと思います。

不動産価格の高騰により、なかなか一般の人では住宅ローンを組めない程の物件価格が当たり前のように出回るようになってきました。
一人で住宅ローンを組むことができる価格帯ではないので、夫婦でダブルローンを“するしかない”という風潮が強くなっています。
これはニュースによる報道や、不動産業者による影響が大きいです。
本記事では、ダブルローンで住宅を購入することが本当に正しい方法なのか?ニュースや不動産業者が言わないこともご紹介します。


✅夫婦ダブルローン(ペアローン)にするしかないと思わせている

不動産価格が高騰しているので、ダブルローンの選択自体がすべて悪いということではありません。ただ、ダブルローンはデメリットが強いので、あまりオススメできる方法ではないというのが見解です。

そして、ニュースなどでダブルローンが当たり前のような、報道が多いのも違和感を覚えるところでもあります。ダブルローンをどうしても組むのであれば、メリット・デメリットをしっかりと理解をして、他に選択肢はないのか?ということも見直しで考えてみましょう。

🔶夫婦ダブルローン(ペアローン)のメリット

◆夫婦2人で2本の住宅ローン枠で組むことで借入可能額を増やすことができる

ダブルローン最大のメリットが、合計の借入金額を増やせることです。
2人の住宅ローンで、希望の物件が手に入る可能性が出てきます。

◆契約者2人とも住宅ローン控除を適用することができる

住宅ローンを組むと「住宅ローン控除」を適用することが可能です。
住宅ローン控除は上限額が決まっているので、1人の場合は控除額を十分に活かせていないことがあります。2人で住宅ローン控除を適用させることで、控除額を無駄なく活かすことができます。

◆個別の契約になるので、返済方法や返済期間などを決めることができる

夫婦それぞれで住宅ローンを組むので、変動や固定、返済期間など、別々に決めることができます。将来的なライフイベントを想定して、返済期間を調整できると良いです。

◆2人の資産として不動産を手にすることができる

ダブルローンを組む方の意見でよくあるのが、マイホームを2人の資産として持ちたいということ。夫だけの名義の資産ではなく、妻としての名義でも資産が欲しいというケースも多いです。これは決して悪いことではありませんが、住宅ローンを2人で背負うということは重いことなので軽く考えてはいけません。デメリットにも繋がる可能性があるので注意しなくてはならないポイントです。

ダブルローンも使いようによっては良いこともあります。
2人でローンを組むとしても、決して半々で割り振る必要は無く、収入や将来的なライフイベントを考えて借入可能額を調整することもできます。
住宅ローン控除を2人とも適用することができるので、節税にはメリットがあります。

🔶夫婦ダブルローン(ペアローン)のデメリット

◆夫婦の変化があると返済が一気に難しくなる

夫婦でローンを組むということは、2つの返済を遅れることなく返済しなくてはいけません。
ダブルローンで最重要になるのが、妊娠や出産、育児で収入に変化が出てしまっても、必ず期限通りに返済をすることです。
これはダブルローンでなくても言えることですが、ダブルローンの場合は万が一収入の変化があってもカバーしてくれる人がいません。
夫だけのローンであれば、転職で収入が減ってしまった場合でも、妻の収入でカバーすることができます。

◆離婚後のローン処理が難しい

住宅ローン返済中に離婚となった場合、処理が完了するまでにはひと苦労です。売却して金銭で分けるか、ローンを1本化してどちらかが住み続けるようにする方法があります。
ただし、ローン残金によっては1本化できないケースもあり、売却もすぐできるとは限りません。ダブルローン後に離婚になると、このようなトラブルになる可能性があります。

◆手数料などの諸費用が2人契約分かかる

住宅ローンを契約する場合には、諸費用として手数料や保証料などが発生します。諸費用は安い金額ではないので、2人分となるとバカになりません。
手数料は事前にチェックして、どれくらいになるか確認しておきましょう。

ここまでは、ネットで調べれば出てくる情報ですが、ここからはダブルローンの実際のところをご紹介します。

✅夫婦ダブルローン(ペアローン)はおすすめしない

すべての方に言える訳ではありませんが、ダブルローンは基本的にオススメしません。
特にオススメしないのは下記のようなケースです。

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