海外研修で抱いた危機感

皆さん、こんにちは!まな太郎です。

今回は、2019年に1週間ほど海外研修に行った時に抱いた危機感について、記事を書いていきます。

まず私が海外に行ったのは、昨年の海外研修が初めてです。

将来的には海外に行きたいと考えていました。そこで機会があったので、積極的に参加してみようと決めました。

結論を申し上げますと、海外研修で抱いた危機感とは、一緒に行動をした海外の方の姿勢です。

海外の方とは、具体的には、同世代の中国の方や韓国の方です。いちばん最初に驚いたのが、ほとんどの方が英語を普通に話していること。

1週間のうち、数日間は海外の方と共に行動をしたのですが、わたしが見た限り、英語を話せない外国人は私だけでした。

ですが、英語を話せる日本人の方もいらっしゃったので、究極的に困るのは避けられました。

たとえば、英語で説明を受けたときに、わからないところがあったら、「今話していたことは、〇〇ということですか?」と聞ける時間があったので、助かりました。

しかし、それでも、同世代の中国や韓国の方が、普通に英語を話しているのを実際に見て、危機感を抱かずにはいられませんでした。

もちろん、英語で話しかけられることもあります。そのときは、頭をフル回転させて、なんとか拙い英語やジャスチャーを使って、乗り切りました。

日本にいると、英語を話せない方がほとんどに感じます。

「英語なんて、話せなくても生きていけるよね」「英語なんて使わないよ、私たち日本人だし」のような意見も聞きます。

でも、そのような考えが通用するのは日本にいるときだけで、海外に出てみると、「どうしよう、会話ができない...」と自分の無力さに絶望します。

よく考えてみると、「言葉がわからない、会話ができない」は、かなりの恐怖です。

海外に出ると、今度は自分自身が外国人になります。お客さんの立場であっても、相手の方がわざわざ日本語で話しかけてきません。

こちらが英語を話せるようにならないといけないのです。

さらに他に抱いた危機感は、海外の方の学ぶ姿勢です。

語弊を恐れずに申し上げますと、どんどん学んでいこうとする貪欲さを感じました。

みなさんは、「いや、私はちょっと...」や「またの機会にお願いします...」など、消極的な姿勢になったことはありませんか?(私にはあります)

「ガッツきすぎるのはカッコ悪い」や「頑張っているのはダサい」という価値観があると、ついつい遠慮してしまいますよね。

ですが、今回の海外研修では、そのような姿勢になっている方を一人も見ませんでした。

普段は、遠慮しがちな私ですら、「ドンドン吸収していこう!」としたほどです。

大学の授業で寝て、バイトをして遊んでいるとされている日本の大学生がいる一方で、英語を話せるのが普通で、積極的に行動をしている海外の大学生。

毎日の積み重ねで4年間の差がつくのは目に見えています。もちろん、日本人とか外国人だからというのは本質的ではありません。

私が申し上げたいのは、「自分の同世代には、こんなにもエネルギーに溢れた人たちがいるのか!」と衝撃を受けたことです。

実は、普段から身を置いている場所では、このような同世代をあまり見かけません。それが普通であると思っていたのです。

これが怖いのは、日常的に属している環境によって、考え方が固定されること。

もし今回の海外研修に行かなければ、海外の同世代の方の英語能力や学ぶ姿勢を知らないまま、何年間も過ごしていたかもしれません。

しかし、今から"意識が高いだけの大学生"になる気はありません。なぜなら、意識が高いだけでは圧倒的に足りない、行動をしないといけないと実感しているからです。

たった1週間の海外研修ですが、偏差値や学歴、勝ち組、負け組などで、日本の中で格闘しているのは、いかに狭い考え方なのだろうと感じました。

中卒でも高卒でも大卒でも、海外に出てみると、「あなたは何ができるの?」と問われます。英語が話せないと会話すらできません。

このように書いていると、日本と海外との差について、上から目線で話しているように聞こえるかもしれません。

しかし、この記事でいちばん私が伝えたいのは、「海外の同世代には、すごい人たちがいる。私たちも頑張ってみようぜ」ということではありません。

「本当に、これでいいのだろうか」

自分の中に疑問を持ってみたい。ただそれだけです。

どちらが優れているという考え方をせず、「本当に、これでいいのか」と自分に問いかけてみる。たったそれだけで危機感を抱きます。

危機感を抱けば、行動をせずにはいられません。常識であると思っていたことが、本当は常識ではないかもしれない。

「みんながそうしているから」「あの人に言われたから」などの理由にせず、自分のあたまで必死に思考を続けて行動したい、と私は考えます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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