貨幣経済素人疑問2(財政破綻とハイパーインフレ)
MMTについての見解とか疑問とかの続き。※相変わらず答えには至りません。
①「財政破綻」については財務省自体が、日本が財政赤字によって財政破綻することはあり得ないと明言していたと思う。ソースは今見つからないので後で探す。
探した。
正確にはデフォルトはしない、だった。まあ借金返せないことを破綻というから言葉遣いとしてはおかしくないのかな。
お金を刷り続けられるのであれば財政赤字それ自体によって破綻はしないというのはそうなのかもと思う。無尽蔵の打ち出の小槌があるという話なので。
②「ハイパーインフレ」はどうだろうか。よくジンバブエになるぞと脅す人がいるが、逆に言うとジンバブエ以外にハイパーインフレってどれくらい起こってるのだろうか。あまり例を聞かないが。
ハイパーインフレ起こらない根拠としては、増税すればお金を国が吸収できるし消費に冷水を浴びせて貨幣の流通量を減らせる、というのがあるらしい。理屈ではそうなんだけど、多くの国民は増税を嫌うので実行は不可能だろうという反論がある。政治的に難しいと。
これはやってみないと正直わからないなあ。例えば5%くらいにインフレ率が挙がってきたときに、このまま行くとハイパーインフレの恐れがあるので、といって税率アップできなくはないんじゃないのという気はする。なんせ社会保険料なんてろくな説明もなく上がっていってるのにみんな何もしないんだし。うまく増税を潜り込ませれば、日本人なら従うかも、くらいかなあ。
経済学って人の気持ちとか感情を考慮せず合理的な経済人を想定してたせいで予測精度が低いっていわれてるけど、ホント難しいね。行動経済学がそういう意味で注目されるのもわかるんだけど、そちらはミクロな事象の記述はできるけど国家経済みたいな規模には難しいような。
あ、あとそもそも本当に貨幣の供給増加によってインフレって起こるんですか?というのも疑問。これはこれで大きなテーマなのでまた別途。
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