アンチの存在について考える
今日はツイッターで見かけた話題から、思いだしたことがあるので、アンチについての自分の考え方や対処法を書きます。
飲食店では、だいたいの場合、
①自分のお店を好きで応援してくれるお客様。
②特別好きでも嫌いでもないお客様。
③合わないお客様。
と、大きく3パターンに分かれていきます。
そして、その比率は
①:②:③=2:6:2
らしいのです。
これは、パレートの法則(詳しくはググってみてね)を元にした数字なのですが、りんごの花のお客様を見ていてもそう感じます。
(ちなみに、りんごの花では、青森出身のお客様の割合も3割ぐらいで、この法則に近いと思っています。)
更に、上記③の合わないお客様の中で、表だってネットで誹謗中傷を書いたり、直接文句を言ってくる人は、そのうちのわずかなんです。
割合にすると1%もいないと思います。
でも、お店側からすると、その言葉ってとてもショックなんですよね。
だから、自分のお店だったり、商品に対してのアンチの意見を見つけると、物凄く落ち込んでしまい、仕事が手につかないという状態になってしまいがちです。
私自身も過去にそういう経験があって、噂でお店の悪口を言っていることを聞いたり、ネットで書きこまれているのを見たりして、かなり落ち込んだこともありました。
でも、ある日気付いたのは、それとは関係なくお客様は来てくださっているわけで、そのお陰でお店が継続できているんです。
いつまでも、その1%にも満たないアンチ意見を気にしているよりも、その100倍以上来てくださっているお客様の笑顔や、「美味しい」という声にもっと目を向けたらいいじゃない!って気付きました。
そして、その喜んでくださっているお客様に、更に喜んでいただけるためにお店を進化させていくことが、自分たちがやるべきことで、合わないお客様の意見に、気を取られている時間は無駄だし、もったいないとも気付きました。
飲食に対する嗜好は百人百色なので、百人全てに合うお店・商品を作ることは不可能なんです。そう思ったらとても気が軽くなりました。
「あ、あのお客様にはうちは合わなかったのね~♪」それだけの話。
むしろ、合わないお客様が一人もいないというのは、それだけ印象に残らないお店だったり、お客様の総数が少ないことだったりするのかな。と思います。
だから、むしろそんな意見が出てきたら喜ぶべきことなのかも。(なかなかそうは思えないですけどね(笑))
もちろん、明らかに客数が減ってきたり、不平不満の声が増えてきたら、それは改善する必要があります。
でも、完全に趣向が合わない、しかもネットで素性を隠して批判している人のことは全く気にしなくてOK。
(どうしても、モヤモヤして怒りや落ち込みが治まらない時、私はフェイスブックに自分限定で投稿したり、一人部屋で大声を出したり(笑)、信頼できる友人に愚痴を聞いてもらったりして気を晴らしました。自分一人で抱え込むのは、精神的に良くないです。)
お店が知られれば知られるほど、①+②+③が増えていくので、当然合わない人も増えていくのですが、
飲食店の場合は、予約という素晴らしい機能があって、予約は大体①と②のお客様でお席が埋まるので、だんだん目の前には合わないお客様がいなくなってきます。
この文章を読んで、アンチ意見にモヤモヤしている人が、少しでも気分が晴れてくれたら嬉しいです。
サポートしてくださったら、飲食店の裏側的なことも書いちゃうかも。。。