【書くラジオ】#25 ちりも積もれば

朝、家を出てバス停まで3分歩く。そして、2分程バスを待つ。この5分間、私は必ず日傘を差すようにしている。逆に言えば、1日のうちで日傘の必要な時間はこの5分間しかない。バスに乗って駅に着いてしまえばその後は電車や地下通路で移動ができるし、帰りは夜になるのでそもそも太陽が出ていない。折り畳み式の日傘とはいえ、意外と通勤バッグの中でかさばる。それがたった5分間のためだと思うと嫌になるけれど、週5で考えると25分は直射日光を避けられていることになるから、日傘を持たなくなることは多分ない。

ドレッシングもそう。私は絶対に青じそドレッシング一択。
私は実家に住んでいるので、食卓には何種類かのドレッシングが並ぶのだけれど、頑なに毎日青じそ。胡麻ドレとか、イタリアンなのとか、絶対美味しいに決まっている。でも、72 kcalとかあったりするんやもん。一体青じその何倍…!?これも週5で換算して考えてしまうので、自然と青じそに手が伸びている。

こんな風に、私は結構「ちりも積もれば」の考え方をする。将来のことを考えて貯金もするし、アイクリームだって塗り始めた。

でも、時々思う。私が今書いている詩や短歌や文章が山のようになっていって、その下敷きになってしまう日が来たら嫌だな、と。かと思えば、仕事の方は一切何も積み上がらない。やれどやれど、積み上がる感覚がない。すごく虚しい。なんだこのシステム。

そう、時々思う。私がやっていることは「ちりも積もれば山となる」じゃなくて、「犬も歩けば棒に当たる」なのかも。「犬も歩けば〜」の方は、調べるといい意味と悪い意味の2つが出てきて、そりゃそうだろ!と思ってしまうのだけれど、そのそりゃそうだろ!が何よりの証拠というか、理由というか。題材にされたこの犬も、頑張って歩いてるんだな〜って思うことさえある。うん、私、すごく変なことを言っている気がする。


明日はCreepy  NutsのCaseを受け取りに行く。形態はもちろん、ラジオ盤。今日は割と堅い文章で始めてしまったけど、これも一応「書くラジオ」だし。いつでも聞ける、Ipodの中に居てくれるラジオに、私はずっと救われてきたから。

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