見出し画像

ある日曜日の私の話。

毎日が忙しい。わけでもないのだけど、年末で新しい年がもうすぐそこにスタンバイしているからだろうか。どこかソワソワと落ち着かない、そんな気ぜわしさが、ここ最近の私を少しだけ泣きそうにさせてくる。嫌でも迫ってくるカウントダウン。元より追い立てられたり急かされたりするのが苦手な私にとって、刻一刻と迫り来る来年が、今少しだけ怖いものになっている。

2019年の今年は、自分にとって大きな変革を生んだ1年だったように思う。自分の中にあった様々な未完了を1つずつ完了に向かわせてきた。あるものは自然に、あるものは力技で、あるものは思いもよらないところから。

その結果、どうだろう。新しく見えた未来の可能性に心が沸き立って、新しく描いていきたい未来の画が心の中から湧いてきている。未来は明るい。明るいのだが、その明るさを現実のものにしていくのは紛れもなく自分自身なのだ。同時に、未来は今を積み上げた先にある。未来に目を向けすぎると、今現在を見失いやすくなる。

出現した未来と、現実として存在する今現在。
どちらが大事かといえばどちらも大事だ。それは間違いがない。
けれど私にとっては未来よりも何よりも「今どうあるか?」が大切なことであって、未来に今現在を支配されることは決してあってはいけない。自分の中に気ぜわしさが生まれているのは、まさに今、未来が現在を侵食し、支配しつつあるからだ。

ここから先は

1,097字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?