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衝撃を和らげる!!-緩衝液の秘密- #00061

 今回の動画は「緩衝液」についてです。緩衝作用とは、撃を和する作用のことです。身近なもので緩衝作用を持ったものといえば、プチプチですね。衝撃を和らげてくれます。

 実は血液にも緩衝作用があります。生体にとっての衝撃とは、pHの変化です。急激なpH変化はそのまま死に直結するので、血液が緩衝作用を持っていることはとても重要なことなのです。動画で楽しく深堀りしてみましょう♬(中富千尋)

01:01 そもそも緩衝作用ってなに? 
01:49 生体内での緩衝作用!
04:04 クイズ!血液の緩衝能はどのくらいでしょうか!
06:20 生体内の緩衝系には何種類かあります。


補足・訂正

 生体内にとっての衝撃はpHの変化ですが、これはなぜでしょうか??生き物が呼吸をしたり、エネルギー代謝を行ったり、動いたりできるのは、細胞の中にあるたくさんの酵素(タンパク質)が働くからです。酵素が力を発揮するためにはちょうどいいpHが必要です(至適pHといいます)。つまり、生体内のpHが急激に変化してしまうと酵素が働けず、様々な生命活動が停止してしまうのです。

動画クイズの答え

 エンディングのクイズの正解は『重炭酸系』でした💮血液は酸素と二酸化炭素を運びますが、血中に取り込まれた二酸化炭素の殆どが重炭酸イオンになって存在しています。

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