接着における材料の分類 #00066
インレーやクラウンなどの歯冠修復物(補綴物)の接着操作は、補綴の成否を決める重要なステップです。しかし、適正な操作は修復物の材質によって異なるため複雑です。前回の記事(#00065)では、接着前処理の概略を紹介しました。今回は、接着前処理における修復用材料の分類について解説します。(池田弘)
歯冠修復物の材質は、金属、セラミックス、レジン系複合材料の3つに大別できます。さらに、金属は貴金属と非貴金属に、セラミックスはガラスセラミックスと高密度焼結体に、レジン系複合材料はレ