【シルク23年産募集】推しの子なら仕方ない【ジャムアンドマムの23・クロノロジストの23】

さて、一口馬主の皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は破産寸前です。
今日はシルクの23年産募集の振り返りでもしていこうかなと思います。

セントマークスバシリカ産駒の衝撃

海外競馬好きを自認している私ですが、当然「推し」も存在しておりまして、それがセントマークスバシリカという馬でした。

St Mark's Basilica
父 Siyouni
母父 Galileo
生産国 フランス
厩舎 A.オブライエン(愛国)
主な勝ち鞍 ジョッケクルブ賞(仏ダービー)、愛チャンピオンSなどGⅠ5勝
2021年カルティエ賞年度代表馬

とはいえ欧州の活躍馬ですから、一口馬主として彼の産駒に出資できるとは思ってもいませんでした。とはいえなんだかんだ日本に輸入された産駒たちは定期的にチェックしていたので、POG辺りで指名しようかなとは思っていました。
そうして迎えたシルクの募集馬発表。

おるやんけ!
バシリカの子供
おるやんけ!

米本…俺はお前を信じてたよ…
なんか22産の追加募集の時に「マル外増やします」的なこと言ってたし、実際Cloud Computing産駒とか意味不明なチョイスの外国産の募集してたもんな。俺はお前ができる子だと知ってたよ…

さて、馬自体に目を向けると、ノーザンFの豪華絢爛な繁殖牝馬と並べるとそこまで目立つ血統ではないものの、母ジャムアンドマムは仏オークス馬チャネルの半妹という良血馬。21年のアルカナディセンバーセールでレイクヴィラFが26万ユーロで落札した馬です。
母系には先述のチャネルを筆頭に、欧州オークス三冠のアレクサンドローヴァなど、牝馬クラシック戦線での活躍馬が多数。
特に祖母マジカルロマンスは現役時代の実績こそ低人気で制したGⅠチェヴァリーパークS(2歳牝馬限定戦)程度とパッとしませんが、繁殖としては06年タタソールズ12月セールの繁殖牝馬部門において、当時世界最高額となる460万ギニー(当時のレートで約11億円)で落札された実績もあります。

父の初年度産駒という事情もありますが、欧州のトップサイア―と牝馬クラシック路線での実績多数の牝系を持つ母の血統で6万円×500口の3000万円というのはとてもお得だなと思いました。
この辺は近年の内国産馬高騰の反動ですかね。

一般だと確実に取れそうなラインでもなかったので、抽優は彼女に決定。

高いけど良くね?クロノジェネシスの妹

実は今年からDMMバヌーシーでの出資をやめる予定だったこともあり、一応もう一頭追加で出資する余裕がありました。
とはいえ実績1桁万円の底辺シルク会員が狙えそうな馬はなかなか少なく… そんな中見つけたのがクロノロジストの23

実は最近パドックで馬体と歩様を見る修行を始め、POGでは既に5頭勝ち上がり、1頭OP勝ちと修行の成果が出始めているのですが、そんな馬体や歩様が目に留まったのが彼女(余談ですが、知人の知人の歩様に自信ニキに意見を求めても概ね高評価でした)。
血統面は言わずもがなノームコア、クロノジェネシスの妹という血統背景。なんでキャロットやサンデーでもなくシルクにいるんだよと思いますが、どうやらドレフォン産駒の募集数の兼ね合いだとかなんとか。
配合面でも、ドレフォン×母父クロフネは中央・地方共に勝ち上がり率100%、同じくシルクで3勝をしている白毛馬ハイアムズビーチ、笠松で重賞3勝のセイルオンセイラ―など活躍馬が多数いる良配合です。恐らくですが父と母父の地味に重要な構成要素であるDeputy Ministerを強調している点が良い方向に作用していると考えられます。

そんな感じで血統・馬体・歩様いずれも良い本馬ですが、一口10万円という価格、OCD手術歴、母高齢などもあり、一般でも割と取れそうな程度にはあまり人気がありませんでした。価格はともかく、私はOCDに関しては気にしませんし、母の年齢に関しても元々クロノロジスト自体高齢になってからGⅠ馬を2頭出したことを考えるとそこまで不安視する必要はないと判断しました。

ということで一般枠で本馬をチョイス。出資できるかは微妙なラインでしたが、まあ落ちたら落ちたで、二次募集まで余りそうな中では馬体が小さいながら相当見栄えが良かった(のと血統が好きな)キューティゴールドの23にでも出資しようかなと思っていました。

結果

結果は2頭ともに無事出資することに。計16万円今からどうしよう…という気持ちも嬉しい悲鳴でしょう。
今まで牡馬中心の出資だったので2頭共に牝馬というのは個人的には未知数の領域。これからどうなるか楽しみです。
ジャムアンドマムはアイルランドオークス、クロノロジストはクイーン賞やJBCレディス…夢は大きく楽しみにしたいと思います。

余談 厩舎の話

ジャムアンドマムは栗東・高橋一哉厩舎、クロノロジストは美浦・栗田徹厩舎です。お二方とも大手厩舎ではないのもあって気にする人は気にするのかな…なんて思ったので、最後に補足でも。
高橋厩舎は今年開業の新規厩舎。正直なところ、この世代の開業厩舎は森一誠厩舎が馬質面ではずば抜けていた(福永は別として)ので、どうせ24年開業組ならそっちが良かったな…というのが本音ですね。実際シルクで募集されていた2頭も素晴らしい馬でした(特にリオンディーズの方)。
とはいえ、開業後は森・福永といった馬質の高い厩舎とも負けず劣らずの好成績である点は評価できるのかなと感じたのでマイナスポイントではありませんでしたね。
今回厩舎で出資候補から落としたのは某T井厩舎のヘヴンハズマイニッキー、血統は好きなんだけどなぁ
栗田厩舎に関しては、タイトルホルダー・アルクトスファンの私としてはもう美浦なら最高の選択肢とまで言えます。何ならインスタ相互ですからね。
あのかっこいい厩舎ロゴを背負う日が楽しみすぎるので、入厩次第美浦の栗田厩舎宛に地元の名産品詰めた菓子折りでも送ろうかなという入れ込み具合です。南部杯勝ちましょう栗田先生。

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