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【中学受験】中学受験するべきかを、中学入学後から考える その1

みなさま、こんにちは。いつも記事をお読みいただきありがとうございます。今回は20回目の投稿になります。今回は『中学受験』について書きます。

低学年の保護者の方から中学受験をするべきかどうかのご相談を受けることはとても多いです。そのようなご相談を受けるときは、ご家庭の方針やお子さんの状況などをお伺いしながら私個人の意見をお伝えさせていただくことが多いのですが、今回の記事では中学受験をされたあるご家庭のその後についての実例をお伝えします。中学受験そのものもそうですが、その後どうなったのかという点が気になるところだと思います。良し悪しではなく、ご家庭の判断材料の1つになれば幸いです。

A君は、都内の有名男子中学校を目指していました。当時私は大手学習塾で教室責任者をしており、直接算数の指導もしていました。A君は、出される日々の課題をコツコツとこなしていました。保護者の方は、そんなA君をそばから見守るスタンスで環境面に常に気を配りながら、関わっていらっしゃったように思います。A君は第一志望のK中学校の他に2校受験することになりました。第一志望の合格は少し厳しい状況ではありましたが、最後の最後まであきらめず努力をつづけ受験に臨みました。
受験結果は、第1志望のK中学校は不合格、併願校2校は合格でした。ご家庭内でいろいろと話し合った結果、第3希望で共学のS中学校に進むことに決めたそうです。理由としては、通学距離を重視し身体の小さかったA君が無理なく通える学校を選んだとのことでした。S中学校もとても人気のある進学校で大学受験の対策にとても力を入れている学校です。6年間楽しく、やりがいをもって通ってもらえたら嬉しいなと思いました。
本来であれば、中学受験のお話はここで一旦終わります。しかしA君とご家庭の生活はその後も当然続いていくわけで・・・。気になるのは中学に入ったその後ですよね。
A君は、なんと3年後高校受験をしました。私立中高一貫校は当然ながら高校受験を想定していないため、高校受験のための学習は本人の強い意志が必要です。A君が自分の意志で決めたそうなので、ご家庭もそんなご本人の意思を尊重されたのだと思います。中学受験時に第1志望だったK中学校は、高校募集もしており、A君は高校受験で再挑戦し合格を勝ち取りました。さらに3年後、A君はK大の医学部に入学したとご本人から連絡をもらいました。医学の道に進もうと努力をされているようです。

A君と保護者の方は、中学受験を1つの区切りではなくその先の目標のための通過点としてとらえていらっしゃったんですね。私自身とても学ばせていただきました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。学習面において、お困りごとなどがございましたら、以下までぜひご相談ください。(無理な勧誘などしませんのでご安心ください。)

算数・数学専門指導 まなびの一歩
代表 大畑 智  
メール     contact@manabinoippo.com
ホームページ  https://manabi-ippo.com   


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