見出し画像

1歳児を置いて海外出張

3月に1歳2ヶ月の息子を夫に任せ、9日間の海外出張に行ってきた。いや、決行してきた。

出張前の葛藤、もろもろの調整や準備など、ここ数年で間違いなく1番大変な1ヶ月だったので、後から思い出して勇気をもらえるように記録しておく。

出張が正式に決まったのは年始だった。そこから2月の渡航までは、日々の業務に加えて出張関連の業務が加わり、一気に忙しくなった。

時短勤務なのに全く仕事が終わらず、良くないと思いつつ、PCを叩きながら片手間に夕飯を食べさせる。それでも終わらず、寝かしつけ後に仕事を再開しては夜な夜な働く日々。

場所が場所なので、ビザ申請、航空券やホテルの準備が整うまでも大変だった。

一番しんどかったのが、着々と出張準備が進んでいくのに、心のどこかで「私本当に行くの?」と思っている自分がいたことだった。

仕事柄あまり安全とは言えない国へ渡航するため、治安の安定した地域にしか滞在しないとはいえ、何が起きるか分からない。息子に何かあってもすぐには帰れない。

数年前も日本の裏側の割ととんでもない場所に2年近く住んでいたけれど、独り身だった当時と、家族がいる今とでは心境がガラリと違う。

もし自分に何かあったら、息子に何かあったら…と考え始めるとますます「本当に行く?今行く?」と思ってしまう。

夜はまだ2回くらい授乳してるし、いきなりそれがなくなったら情緒不安定にならないだろうか、出張先で乳腺炎になったらどうしよう、夫は激務の中で夜起きてミルクをあげられるだろうか、離乳食は足りるかな、寂しがらないかなetc.

でも、もし…を考え始めたらキリがないし、子供がいながら自分のやりたい仕事を続けていくには、こんな事に怯んではいられない!と半ば強引に決行した。

結果、自分の心配をよそに出張は筒がなく終了し、息子は私が1週間以上不在だった事に気づいていないんじゃないか…と思うほどにいつも通りの日常を過ごしていたそうな。(ちょっと寂しい…)

朝目覚め、9日ぶりに私を発見した息子は、「そういえば最近この人いなかったわ!」とでも言わんばかりの表情で私の帰宅を喜んで?くれた笑

おまけにこれを機にあっさり卒乳し、寝る前のミルク1回で夜通し寝てくれるようになった。ばんざい!

貴重な機会だから行っておいでと背中を押してくれた夫(ワンオペのお膳立ては全て私がやったけれども笑)、「そんなところ行くの…!正気⁈」と言いながらも、自炊が苦手な夫にせっせとご飯を持ってきてくれたじじばばには感謝しかない。

生後3ヶ月から保育園の荒波に揉まれた息子は、1週間そこらママがいなくなっても屁でもない位に逞しく育っている。私も負けないように、今年度もがんばろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?