幻獣~モンスター・動物~

ファンタジー作品に出てきそうな幻獣<モンスター・動物編>をまとめました

アナタの畑が荒らされていたら...きっとコイツラが原因です

海坊主
世界各国の海に棲むといわれる。大半は坊主頭の巨人で大きいものでは数10メートル。船を転覆させたり目撃した漁師に不漁をもたらしたり、美女に化けて男を溺死させたりする。遭遇したらタバコの煙を吹きかけるか一番大切な積み荷を海に投げ込めば難を逃れられる。シティーハンターに出てくるヤツは「伊集院隼人」という普通の日本人です

エキドナ
下半身がヘビで上半身が美しい女性の化け物。文献によってペガサスの姪とかガイアの娘とか言われる。ケルベロス・スフインクス・キマイラなどを産み出した。笑い飯のネタで「エキドナの洞窟」っていうのがありますね

オーガ
日本の鬼によく似た風貌で、頭が悪くて狂暴で残忍。人を食べたり姫を攫ったりするが、頭が悪いので人間の知恵に敗れ去ることが多い。名前の由来はラテン語の「オルクス(死神)」

オーク
小人の種族であるゴブリンがその原型で、「指輪物語」の中でオークという種族で登場した。少し不潔な感じで醜悪な見た目。人間より少し小さくて頑丈なカラダを持つ。卑屈な性格で、いつも破壊欲求がある

オルトロス
ギリシャ神話でエキドナとデュポーンの間に生まれる二又の頭を持つ犬。ケルベロスの兄弟。牛の番をしていたところ、牛を奪いにきたヘラクレスに殺されちゃった

ガーゴイル
ヨーロッパの寺院の屋根上についてる怪物の姿をした像。名前の由来はフランス語の「ガルグイユ(喉)」で、悪霊を追い払う役割を持っているが、信仰心の薄い人間は食べられてしまう。

カトブレバス
重い頭部と血走った目で豚のような顔、固い鱗に覆われた水牛のようなカラダの怪物。頭が重いのでいつも腹ばいになっているか、うつむいている。眼を見たら絶命してしまう

ギガンテス
ギリシャ神話に登場する巨人族。単数形はギガース。天空身ウラノスの血から生まれるが、その時点ですでに長髪・ひげもじゃで、長槍と青銅の鎧を身に付けていた

キマイラ
こちらも出典はギリシャ神話。キメラともいわれる。獅子の頭にヤギの胴で尻尾は大蛇。火を吐く。エキドナとデュポーンの間に生まれる。ベレロポーンに鉛の塊を口に入れられ、そのまま火を吐いたところ溶けた鉛で窒息した

窮奇(きゅうき)
中国の古い文献に登場する4匹の邪悪な怪物の1つ。四凶と言われる。ハリネズミの毛が生えた牛の姿をして人を食べる。翼を持った虎の姿という説もある

クラーケン
ノルウェーの伝説に現れる大イカ(またはタコ)。島のように見えるほど大きく、吐いた墨で辺り一面が真っ黒になったらしい。天地創造と同時に生まれ、世界の終末まで生き残るそうです。えっ、ってことはまだいるの?

グリフィン
グリフォンとも。名前の由来はギリシャ語の「グルプス(曲がったクチバシ)」で、獅子のカラダと鷲の頭・翼を持つ怪物。ゼウスやアポロンの乗る車を引いていた

ケルベロス
エキドナとデュポーンの間にうまれた3つ首のワンちゃん。冥界の入り口を守る番犬だワン。冥界から逃げ出そうとする魂と、侵入しようとする生き物を監視するために首が3つあって交互に眠るが、音楽を聴くと全部の頭が眠る。なんだそれ

ケンタウロス
名前の由来はギリシャ語の「ケンテオ(槍)」で、上半身が人間、下半身が馬の生き物。頭が悪く、野蛮で好戦的。テッサリアの支配者イクシオンが、雲でできた女神と交わった際に生まれた生き物。ケイロンというケンタウロスだけが頭もよくてめちゃくちゃ優秀だった

コカトリス
バジリスクの変種。オスの鶏のカラダにドラゴンの翼とヘビのしっぽを持つ姿で描かれる。見るだけで相手を焼き殺し、毒の息を吐き、見た者を石にする

ゴルゴン
ギリシャ神話に登場する髪の毛がヘビになった3人姉妹。イノシシの歯と黄金の翼、青銅の爪を持ち、見た者を石にする能力を持つ。大地の女神ガイアが生んだ怪物で、3人姉妹の一人がメデューサ

渾沌(こんとん)
中国神話の四凶のひとつ。毛の長い犬のような姿で熊のような手を持つ。めっちゃ温厚だがひねくれた性格。こんなキャラを作る必要あんのか?

ザッハーク
イランの叙事詩「シャー・ナーメ」に登場する暴君で左右の肩からヘビが生えている。生えてるヘビは悩みの種だったようで、悪い神様に「毎日2人の人間の脳を食べ続けると治るよ」と言われ、騙されてそうしたせいで悪いヤツだと思われるようになった

サンダーバード
北アメリカの先住民に伝わる巨大な怪鳥。翼から雷を起こし、人やクジラを食べる。人が飢えた時にクジラを運んでくる神聖なる存在として信仰される場合もある。大阪発の北陸行き特急にあらず

ジャバウォック
不思議の国のアリスにでてくる怪物。ドラゴンのような出で立ちで赤の女王の命令でアリスの前に立ちはだかる。欲しければくれてやる

ズー
古代アッカド神話に登場する獅子の頭を持つ鳥。嵐を呼び起こす。お前は工藤静香か

スフィンクス
獅子のカラダに女性の上半身を持つ怪物。エジプトでは神殿や墓を守る存在。ギリシャ神話では堕落した人間に試練を与えるため、なぞなぞを出す神の遣い

ティアマト
古代バビロニアの挿話にとうじょうする女神で女性の上半身にヘビの下半身を持つ。英雄マルドゥークに敗れて真っ二つにされてしまって半分が天に、半分が地になった。じゃあどこで戦ってたのよ

デュポーン
ギリシャ神話に登場する上半身は男性、下半身はヘビの怪物。星に届くほどカラダが大きい。エキドナの旦那さん。ゼウスとの戦いに敗れて山のしたに閉じ込められた

ぬえ
平家物語に登場する怪物。猿の頭に狸の胴、虎の手足にヘビのしっぽを持つ。近衛天皇の住む御殿に襲い掛かり、源頼政に退治されたと言われている。僕はパトレイバーで知りました

バハムート
主にFFシリーズのせいで印象付けられてしまったが、実は竜ではない。旧約聖書に登場するベヒモスのアラビア名で巨大な魚。地球より大きい。

ハルピュリア
ハーピーとも言われる。ギリシャ神話に出てくる怪鳥で、胸部から上が女性の姿をしている。メチャクチャ下品で不潔。ホメロスの叙事詩では4姉妹で描かれる

バルログ
指輪物語に登場するモンスターで人間のようなカラダをもつ炎の悪魔。元々は炎の精霊だが、闇の帝王の手で手下にされてしまった。仮面をかぶって金網によじ登るスペイン人のことではないです

ヒュドラ
ギリシャ神話に登場する9本首のドラゴンっぽい怪物。首を切ると、切り口から2本の首が生えてくる。ビスケットか!ヘラクレスに倒されるが、その毒の血は後にヘラクレスの命を奪うことになる

フェニックス
世界中で伝承が残る不死鳥で、鷲の姿によく似た美しい鳥。逸話が多すぎるが、一番ステキなのは、死の間際にシナモンの枝で巣を作り、そこで生涯を終えるというエピソード。

フェンリル
北欧神話で伝えられる狼の怪物。狂暴で残忍な性格だが、魔法の紐で縛られてしまった

フランケンシュタイン
イギリスの同名小説に登場する人造人間。実は作った博士の名前がフランケンシュタインなので、名前はない。死体をつなぎ合わせたカラダなので醜悪な姿をしているが、心は優しい。ちなみに、この作品の作者さんは女性です

ベヒモス
旧約聖書のヨブ記に登場する怪物でカバのような姿をしている。神が人間を創ったときに一緒に創られた。リヴァイアサンとベヒモスが一緒に入ると海が溢れてしまうので、ベヒモスは譲って陸上に棲むことにした。風呂か!FFシリーズでおなじみ

マンティコア
インドや東南アジアの森林に棲む人の顔を持つライオン。しっぽの毒針で痺れさせて、動けなくなった人を食べる。パロディされてONEPIECEにも出てましたね

ミノタウロス
ポセイドンが送り付けた牡牛がミノス王の妻パシパエに産ませた怪物。頭が牛でカラダは人間。人を食べるのでダイダロスの作った巨大な迷路に閉じ込められ、テセウスに倒された。あらゆるゲームに敵モンスターとして登場します

メデューサ
ゴルゴン3姉妹の一人でギリシャ神話に登場する。ヘビの髪の毛を持ち、見た者を石に変える。ペルセウスに首を切られて敗れる。その傷口からはペガサスがうまれた

ラミア
美しい女性の上半身にヘビの下半身を持つ怪物。多いって、そのパターン。エジプト王の娘で、ゼウスに見初められてたくさんの子供を生む。嫉妬したヘラに殆どの子供を殺されてしまい、恨みの気持ちから子供を食べる怪物になり、若者を誘惑して血を吸う魔物になり果てた。持ってる竪琴の方が有名ですよね

リヴァイアサン
旧約聖書に登場する巨大な幻獣。姿は色んな説があるが、ヘビのようだともワニのようだともクジラのようだとも言われる。地球を背負った海の王で1年ごとに死んで生まれ変わるせわしない生き物。FFシリーズでおなじみ

ロック鳥
古代の鳥の生き残りといわれる巨大な怪鳥。翼長が100メートルぐらいある。千夜一夜物語に登場し、シンドバットを助けるのに一役買う(というか、利用される)。僕は大長編ドラえもん のび太のドラビアンナイトで知りました


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