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叱ると褒めるというのは同意語だ。

「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。(野村 克也)

【考えるヒント】
愛情をもって他人と接するということは、どういうことか。それは、他人の人生を勝手に、自分の人生のように思うことだ。つまり、究極のお節介になるということだ。こいつのために、自分が何とかこいつを一人前にしなきゃいけないなぁと思うことだ。

そこまで思わなければ、部下は育たない。部下の人生だから、勝手にしろよと思って、部下を指導しても、部下はその指導を本気では受け止めない。上司が本気ではないのが分かるからだ。そうではなくて、上司が本気で、部下の人生を自分の人生のように思って、指導をしていけば、部下はその上司の指導を受け入れるはずだ。上司の本気が部下に伝わるからだ。

自分のように、部下を愛することだ。自分の若い頃を思い出して、ここでこんな失敗が、成功が、忠告が、あったから、今の自分があるのだから、この部下にも、そういう出来事を経験させてやろうと思って、しっかり指導をしていこう。ぬるま湯のような指導では、何も生まないものだ。部下に本気で対峙していこう。


【考えるヒント・今日の言霊】
2021年4月29日(木)
VOL.5187     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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