時間とはチャンスだ。

死を前にしたとき、みじめな気持ちで人生を振り返らなくてはならないとしたら、いやな出来事や逃したチャンス、やり残したことばかりを思い出すとしたら、それはとても不幸なことだと思うの。（オードリー・ヘップバーン）

【考えるヒント】
私たちは、死を意識することが出来る存在だ。命には限りがあって、どうしたって人間が主体的に活動できる時間は限られている。いつかは死ぬ運命だ。いつ死ぬかは、誰も知らない。しかし、死ぬことだけは、確かなことなのだ。

だから、人間は、死ぬ前に何かをしようと思うことになる。折角生まれてきたんだから、何かしようと、生きることになるのだ。がしかし、死ぬことをついつい忘れてしまって、まるで永遠に生きるように、時間を無駄にしてしまうのだ。そして、その時間を無駄にするということは、自分に与えられたチャンスを無駄にしてしまうことなのだ。

時間とはチャンスだ。そのチャンスを無駄にしてしまえば、死ぬ時に、どういう想いで死んでいくのか。死を前にして、どういう人生だったと振り返ることが出来るのか。良い人生だったと心から思えるように、生きていくことだ。そのために、与えられた時間＝チャンスを活かすように、生きていこう。

【考えるヒント・今日の言霊】
２０２１年３月２９日（月）ＶＯＬ.５１６４
作者：中土井鉄信（合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表）