見出し画像

好きって200種類あんねん

私には何かこれといって、すごい好きなものやハマれるものってない。

でも、堂々と「好き」と言えることは、多分他の人よりもめっちゃいっぱいある。
そしてきっと、やろうと思えば全部についていちいち熱く語れる。
まず、私は私のことが好きだから、こうして毎日1000文字以上も自分について語れるわけだし。

「好き」の度合いというか感覚というか肌触りもそれぞれ違っていて、
私の脳みそを開けて好きの成分をひとつひとつ取り出して、下着泥棒の成果物の如く体育館に並べたら、きっと200種類どころか100000種類くらいのそれはそれは綺麗なグラデーションが出来上がることでしょう。
それは日によって、時間によって、くるくるパタパタ変わっている。
そしてそれを私は必要な時にすぐに取り出して眺めたり、話のタネにしたり、仕事やなにかに応用したりすることが出来る。
めっちゃ便利っ!と自分では思うけど、傍からみたら一貫性なくフラフラしているめちゃくちゃな人間に見えるみたい。
そういうことも人からたくさん言われてきた。

でも、全部私にとっては好きで正義だし、好きじゃなければ好きとは言わないし覚えてないよ。
それぞれ1個ずつ好っきやねん。
食べ物の好きと動物に対する好きは違うし、服装の好きも音楽の好きだって、決まりきったジャンルやテイストじゃ収まりきらない。心が好きなら好きなのだ。
ドキドキする好きも「好き」だし、安心する好きも「好き」なの。ひとりで過ごすのが好きだからってそれすなわち陰キャじゃないし、誰とでも話すの好きだからって陽キャじゃないの。好きな人のどこが好きとか言われても、ありすぎて最早ない。
全部うそに思えても全部本当だし、どれも正解だしやっぱりどれも好き。
自分が心から好きと思うのなら、だけど。

だから、熱烈推しがいて当たり前!人より抜き出て何か好きなものがないと!みたいな風潮、正直ちょっと息苦しいなと思ったりもする。

以前「これだけは人に負けない!みたいなこと、ないの?」と問われたことがある。
その時は「あーーーー…ない…かも……ないなぁ…」としか言いようがなかった。
だって、話したところできっと、気持ちの悪い不思議ちゃんで終わるだろうし、そもそも、他人との勝ち負けとかいう世界で生きてないもん。

今ならなんて答えるかな。
…やっぱり、わかんない人には言いたくないし、わかってほしくもないな。

もちろん全然興味ないことや嫌いなものや苦手なものも好きなものと同じくらいたくさんあるよ。
例えば彼氏が全く音楽を好まない人間だったら、ヒョウ柄のカーテンやら虹色に光るゲーミング何かを好むような人間だったら、ゆっ〇り解説をBGM代わりに常にかけてるような人間だったら、同じ部屋にいるだけで禁煙の5兆倍のストレスを感じると思うな。気難しいですね。

でも、そんな私も好きなのだけどね。(本日2回目)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?