見出し画像

大学院のオンライン授業が始まった。

コロナ騒ぎで、日本中の学校の開始が延期となった。私の通う大学院でも同様に延期措置とオンライン授業開始が予定されている。

昨日、学校の始業に先駆けて、個別科目のオンライン授業(説明会みたいなもの)が始まった。実際やってみての感想をnoteしておく。

学校の共通ツールは、シスコ社のWebEx

学校が指定したのはWebExという伝統的なツールで抜群の安定感はありますね。一方でUIが、Zoomと比較するとちょっとトラディショナル?な感じがありますが授業を受けるだけであればまったく問題ないです。今はZoom、Teams、MeetそしてWebExが主なツールかと思いますがそれぞれ一長一短なので時代的にはどれでも使えるっていうのが、Coolですので文句言わずに慣れるようにしています。

参加者としての心がけ

授業開始に当たって、忘れてはいけないのがミュートビデオ操作のボタンです。基本はミュートで話したい時にタイムリーにオンに切り替えられるようにどのツールでも慣れておきたいですね。授業開始であいさつも一通りおわったら、ミュートにしちゃいましょう。デスクトップでの作業や周囲の声など最近のマイクはちゃんと拾ってくれちゃうので”変な”音が拡散されちゃう前にね。特に鼻をかむ音が、ラーメンを食べている音にも聞こえてしまうので鼻の調子が悪い方はすぐにOFF!

また、参加者リストチャットツールも画面に表示しておきましょう。挙手をあげたり、質問を書いたりと生徒や先生とつながる大事な機能です。

整理すると、最初にボタンと画面の設定が大事。 ミュート、ビデオカメラ、参加者リストとチャットのこの4点をしっかり確認しましょう。

いよいよ授業開始

(まずミュート)先生が授業を始めたら、カメラをオフにしてもOKです。たまにモニタに顔を近づけて資料をチェックする時がありますが自分の顔がアップで皆に公開されていることを忘れずに。そんな時のためにもオフにしておきましょう。先生によっては表情が見たい、会話をインタラクティブに行うときがあります。その時はカメラをオンにして存在をちゃんとアピールしましょう。挙手は画面でもツールでもできますが最初は顔のまえに手を出して挙手をしてみてもよいかと思います。複数人が同時にしゃべりだすと聞こえない時がありますので、慣れる前は〇〇です。と名前を言ってから話した方が親切です。相手の画面に発言者がアップされる機能がありますが画面共有中だと誰が発言しているかわからないですからね。

先生は、会話が中心に移行するときは画面共有をオフにして資料を表示しないようにすることも大事。

チャットも慣れてくると良いツールですので講義中は質問をためるつもりで使ってもらうことを推奨すると良いかなと思いました。プレゼンターも5分ー10分程度を一区切りとしてチャットに書き込まれた質問などを確認して回答をしながら進めるとスムーズな進行になりますね。

「すごい」「いいね」のような気持ちを表すチャットを使うというのも楽しいですが、大規模クラスになるときは最初に質問を書いてくださいとかはっきり伝えないと、たくさんありすぎて画面で追いかけられなくなるかもしれません。一方で少人数であれば、この制限なく使えますね。あるいは<質問>XXXXXと最初に文字を書いてもらうことで後からの整理がつきやすいかもしれません。この辺りは工夫がいりますね。

反応が希薄になること

これ大事なんですけど、プレゼンでもなんでも反応がないととてもさみしいし辛いんですよね。なので画面にうなずいたり、拍手したり、チャットに大丈夫ですと書いたりっていうのは実はとても大事なコミュニケーションだと思います。このミュートになっていることもありなんとも言えない静けさが逆に主催側にとって恐怖に感じることにもつながります。無機質になりがちなオンライン授業だからこそ、参加者がちょっと”レス”を出してあげることを心がけると円滑になり、よりよい相互パフォーマンスを引き出せるかなって強く思う次第。

意外に疲れるオンライン授業

オンラインで一方的に聞いているだけのスタイルはかなり疲れます。適宜休憩をはさみましょう。45分で5分ブレイクでもよいですし。途中で参加者同士が話をできる分科会を設定できるのもよいかもしれません。オンライン90分集中して聞いていることは現実的に無理だと主催者も参加者も理解してそれぞれのクラスの運営スタイルに合った方法を参加者みんなで探していく気持ちが大事ですね。

通信ネットワークが切れてしまったとき

主催者の通信が遅くなったり、切れてしまったりということが必ず起こる前提を意識しておきましょう。今回の授業では通信が切れた時に音声が途切れていることを主催者が気づいていないことがありました。参加者がチャットで「先生>音が飛んでます」などを書き込んで相互に状況がわかるようにしておくこと。もし通信が飛んでしまった場合には思い切ってまじめな雑談として疑問点や質問を受講者同士で解決するなどの時間に使いましょう。このとき誰かが最初に切り出さないといけないのでシャイにならずに切り出しましょうね。

初回は3時間実施

今回の初回オンライン講義は3時間で途中15分休憩を挟んで行われました。時間的にはOKなバランスだったかなと思います。Agenda的に説明に終始してしまう内容ではあったのですが、受講者同士で話せる仕掛けや発言の機会を持たせることも組み入れたほうが良いかと感じました。日本人の習性みたいなもんで、なにか質問ありますか?と聞いて質問する人って少ないんですよね。こういった習性を理解しながら90分のオンライン授業を効果的にする独自の何か仕掛けが必要かなと思った次第。私が主催者になることもあるので、主催者と参加者の両方の視点でもうちょっとオンライン授業を模索してみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?