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あらゆる企業を国境、時間、言語の制約から解放する

久しぶりにnoteにこれからのmultibookクラウドについて書き出してみたいと思います。

ERPクラウドサービスの専業企業になります。

早速ですが、5月10日に会社分割によるSAP事業との切り離しをプレスリリースしました。

ここに至るまでの話やこのM&Aプロジェクトでの体験は別のnoteで書くとして、今はこのM&Aで得られた資金を元に私たちのサービスであるSaaS事業を発展させることができるワクワク感がとてつもなく大きいです!

ではこれからのmultibookクラウドをどんな風にやっていきたいのかという点についてnoteを使って書き出してみることにして今後自分の経営の評価に使っていきたいなと思います。

さて当社のサービスである"multibookクラウド"を通じて、私たちが実現したことはいたってシンプルです。

「海外経営への挑戦をもっと身近に、もっと簡単に」

これがいわゆるミッションです。このミッションにむかって全社一丸となってサービスのレベルを高めていこうと思っています。その挑戦を簡単にさせるキーワードとなる表現がこれ

あらゆる企業を国境、時間、言語の制約から解放する

このnoteのタイトルにも使ったフレーズです。海外への挑戦って実はこれが大きなハードルとなっていますよね。国境が違えば国毎の税務対応や受発注のルールや慣習が異なります。時間と言えば、時差の対応のみならず初めてのことだらけでシステムの導入を決めたら数か月~1年以上の導入期間がかかると言われることもしばしば。そして日本人がとても苦労するのが言語です。英語だけでも大変なのにさらにタイ語、中国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語等などこれらが大きなハードルとなって海外経営の難易度を高めています。

海外経営へ挑戦するすべての企業を応援する

マルチブックのクラウド事業でやりたいことは、ずばりこの難易度を我々のサービスで引き下げていくことにつきます!

海外に進出する企業が、自律的に成長できる経営を支えるシステムプラットフォームを作ることを基本コンセプトとして開発を進め5年が経過し、現在約200社、700名を超えるお客様が25の国と地域で利用いただけるサービスにまで成長してまいりました。このサービスを将来的には金融、物流、貿易機能を取り込んだグローバルビジネスの社会的インフラとして育てていく未来を描いています。

さて実際問題として、日系企業の海外展開における取り組みにはまだまだ課題が多く、特にシステム化は非常に遅れているのが現実ではないでしょうか。その一つの原因は海外拠点において基幹となるERP・会計・業務システムの選択肢が限られてしまっていることにあると考えています。一般的に

1)旧来型の大規模なERPシステムの海外展開(SAPとかOracleとか)

2)海外のローカルソフトを使う(弥生会計みたいなソフト)

3)大小あるが記帳代行として会計事務所に依頼し他はエクセル

この3点が選択肢となっています。

ダイナミックに変化する海外でのビジネスを、1)のように何年も何億円もかけて構築し、しかもオンプレミスで複数インスタンスを前提としたシステムの導入となる旧来型の巨額ERPシステムでは投資に見合う成果の実現が遅くなってしまう。また2)、3)では現地においても最低限の会計数値でさえ何週間も遅れて手元に届くような鮮度の低いデータでは事業の実態が全く見えないばかりか戦略的な計画と実行が常に後手後手になってしまいせっかくの海外進出での成功が遠いものになります。

戦略的であり、見えないリスクが多い海外事業だからこそリアルな経営データが入手できることが必須ではありませんか?

目隠しの経営から数値経営への脱却、しかも素早く

ただし、問題はこの1番と2番の間を埋めるサービスが非常に少ないという現実もありました。つまりあまりに1番は高額すぎる。そして2番はローカルソフトになり現地語や現地任せになってしまい日本からの経営が関与できないからです。そこに目をつけて開発を行っているのが私たちmultibookです。

multibookであれば導入期間、投下コスト、そしてデータ経営のパフォーマンスにおいて圧倒的に高いROIを実現し、事業への戦略的成長投資をタイムリーに確認しながら進められる経営環境が得られます。

特に我々が重視しているのが、導入期間をいかに短くするかです。

圧倒的な短期導入を実現する

ダイナミックに変化する中、海外挑戦を立ち上げるためにシステムの導入を待っている時間はありません。またどんなシステムでも導入期間の長さは、導入コストに直結します。最初のコストは最低限にしたいからこそ、いかに短期間で立ち上げることができるのかが大切になってきます。

この短期間で世界のあらゆる国への進出を光速サポート(笑)できるよう、クラウドシステム上にマルチテナントで利用できるサービスとして「multibookクラウド」を提供しています。

クラウド上で動くので、オンプレミスと呼ばれる自社サーバー管理も不要となるためIT部門のサポート工数が大きく削減できます。

またマルチテナントで利用できるため、サーバー負担がないばかりでなく常に最新のシステム機能をタイムリーに利用できるため各国の税制変化への対応など様々な環境変化にお客様がシステム上で対応することなく安心して利用できます。

しかも、導入を決めたときに使える環境が常に最新の状態となっているためバージョンアップや機能開発に時間をかけることなく導入を行えることが圧倒的に短い導入を実現しています。

実際標準のテンプレートでの導入であれば2週間の最短導入を実現しており、これはERP導入の世界記録じゃないかなと思う次第です。もちろんお客さんの協力なくしては成り立ちません。参考としてもらう期間としては、企業規模や導入のユーザー数にも影響するため一括りには言えませんが今のところ導入期間は2週間から3か月が標準的となっており独自帳票などの開発を希望される場合には長くなる傾向があります。

素早く稼働させて、より早くデータドリブン経営を実現してもらいたい

結局のところで私たちがやりたいことは、海外進出する企業にはちゃんとシステムを導入して事業の変化を数字で追いかけながら経営してもらえる環境を提供したいのです。かっこよくいうとデータドリブン経営と言うのかもしれません。

これから始まるマルチブック2.0

これから始まる新しいマルチブックにどうぞご期待ください!企業の規模や拠点のサイズに関わらず全ての企業が海外で当たり前にERPを使いデータを活用した経営ができるようなシステムサービスの提供はもちろんのこと、わくわくするようなITサービスに育てていきます。


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