ブレディスローカップを見て

今日は、

「ニュージーランド代表×オーストラリア代表」

の試合を見た感想を書こうと思います。

まずは、第1戦について振り返ろうと思います。
オーストラリアがATを継続できたのは、キャリアーの低さが良かったのではないかと思っています。
表現としては極端な感じもしますが、タックラーよりも肩を低くしていたイメージがありました。
低さでまともにタックルを喰らわない工夫があったように思いました。

ニュージーランドの取り切る力には驚きました。
僕の頭では、理屈に関しての説明はできません。
できるのはため息だけです。
「トライって、こんなに簡単なんだっけ??」
と思ってしまいました。

両チームでの共通項は、

「隠れた(見えない)ランナー」

だと思います。
ラックの後ろだったり、バックドアだったり、最初のポジショニングではノミネートされていないランナーが効果的な働きをしたときに、トライが生まれていたように思いました。

次に、第2戦についてです。
まずは、タックルについてです。
ボールキャリアーが見えやすいATだったり、、ターゲットが絞りやすいATに対しては、それに関してのタックルが強烈でしたね。
矢のように刺さられるし、矢のように刺さりますし。
ま、この試合に限ったことではないかもしれませんが。

NZLの後半1本目のトライは、まるで第1戦のリプレイのようでした。
外側に自然に流れることでの角度を利してのトライだったと思います。
自分のトイメンのひとつ外側の選手に、
または、自分のトイメンの外側のスペースに、
ストレートランで仕掛けることで大外の選手を余らせたトライだったと思います。
自分のターゲットのウィークショルダーに対しての仕掛けということになりますが、腰を切ってパスしないところがいいですね!

2試合を通じて思ったのは、そろそろ個の時代になるのだろうかということです。
どのチームも組織力では、同等レベルになってきているのかもしれません。
同じようなATシステムを採用して、同じようなDFシステムを採用して、組織力としては大差なくなってきているのかなと。
そうなると、差が現れるのは個の力ですよね。
この試合でもNZLの個の突破力が何度か試合にアクセントを与えていたように見えました。
もちろん、個の力に頼り切るというという訳ではありません。
この力を生かすための下地としての組織力を整えてからという話です。

それにしても、2試合とも時間があっという間に流れた試合でした。
ラグビーって、面白いですね!!
再来週からのチャンピオンシップも楽しみですっ!!


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