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ISLAND(プレイメモ)

フロントウィングによるADVゲーム、せつなとえいえんのおとぎばなし『ISLAND』プレイしました。

ある日、本土から離れた南の島「浦島」に、過去の記憶が無く、未来から来たという青年が流れつく。

彼は素っ裸。怪しいと警察に捕まり、速攻本土に送り返されかけるが脱走。
逃げるうちに見つかり覚悟を決めたその時、少女『凛音』が現れる。
凛音は記憶の無い彼に『三千界 切那』という名を与え、使用人といて引受人になってくれる。

そうして島での生活か始まるが、浦島御三家の少女たちと触れ合ううちに、この島には風土病の「煤紋病」があり、過去の事件などにより本土とは確執があると知る。
刹那は島をその確執から解き放ち、島の未来を変えるために奮闘することになる。

で、ゲームは、まずは共通ルートで島の確執やを知ったり軽いやり取りを経て、その後ヒロインの一人、枢都 夏蓮(くるつ かれん)とのエピソードへ。

夏蓮は島の有力者である浦島御三家・枢都家の娘で、父と離婚し島を出ていった母を探す為に本土に行きたいと思っている。

刹那に励まされ、擦った揉んだの末、本土へ。
だが、母は既に他界。
母は海洋学の権威で研究に明け暮れていたらしい。
そして、浦島に眠る伝説の島(竜宮城?)があることを密かに研究していたらしい。

と、そこに至るまでに、夏蓮を島から勝手に連れ出したという罪に問われ、刹那は服役。
出所後、二人は新しい未来を歩む、というエピソードでした。

夏蓮の母の研究、竜宮城は一体何なんだろう?

次は、もう一人のヒロイン、伽藍堂 紗羅(がらんどう さら)とのエピソード。
浦島御三家・浦島神社の巫女で、オカルトに詳しく、当初未来人であるという切那を殺しに来た物騒な少女。
彼女は5年前に両親を火事で亡くしており、その後 枢都家に居候していたが、打診された養子縁組を厭い、家を飛び出し、神社境内のプレハブ小屋で一人で暮らしている。

ところで紗羅は16才なんだけど、驚くほど幼女w
水着の描写が際どい。

それはともかく。
紗羅の両親が煤紋病撲滅のために、生まれたばかりの赤子をすぐに日に当て、病の兆候があれば殺していた、という暗部を担っていたとわかる。
紗羅は自分も未来から来たタイムトラベラーだと思い込んでおら、更に母と己が同一人物だと疑っていた。
全ての因果を断ち切るため、彼女は社に火を放つが、刹那が必死に止める。
そして社に眠る『玉手箱』はタイムマシンだと推理し、その中へ二人は飛び込む。

果たして二人はどの時代へ?
だが、火傷を負い、目覚めたそこは変わらぬ現代。
実は死んでいなかった紗羅の母に刹那は会い、事の顛末を聞かされるが•••腑に落ちないこともある。
それでも、あれから吹っ切れた紗羅の傍で刹那は生きていくことにする。

という、エピソード。
病に纏わる話が少し分かってきたが、謎は残る。
結局、タイムトラベルとは??

次はメインヒロインの御原 凛音(おはら りんね)とのエピソード。
凛音は浦島御三家の一つ御原家の一人娘で『日光に晒されると全身が焼け爛れ、早ければ五分で絶命する』という恐ろしい「煤紋病」にかかっていると思い込んでいる。
病に怯える凜音を刹那が励ますうちに二人は結ばれていく。

凛音は五年前に行方不明(神隠し?)にあっていたと分かり、そこで刹那と出会っていたらしい。
だが、刹那には記憶がない。
それに凛音は五年前と今外見か変わらず、まるで歳をとっていない。
それは何故なのか?タイムスリップしたから?
過去の刹那と自分が果たして同じなのか、凛音も自分が愛する凛音なのか分からず刹那は混乱し、本当の凛音を求めて、かつて凛音が神隠しに遭い、彼女がいたと思われる島(暴龍島)へ行こうと海へ。
そうして、刹那は溺れ、目が覚めればそこには凛音が。
どんな凛音だろうとも変わらず愛すると刹那は誓い、二人は漂流した島から脱出する。

しかし、海を漂う中、凛音はまるで泡のように刹那の前から消えてしまうのだった。
その後、凛音は遺体となって島に打ち上げられる。
喪失感から刹那はすっかり世捨て人のようになるが、凛音の母•玖音からオーバーテクノロジー(コールドスリープ)について明かされる。

この世界には沢山のオーバーテクノロジーが存在し、暴龍島にもそれがあったのだ。
密かに海上基地で研究が進められていたが、結局はまだその全てを知るには至っていなかった。
タイムマシンは無かった。あるのはコールドスリープマシン。それが示す答えとは?
装置を海上基地から持ち出す最中、刹那は波にのまれ、眠りにつく•••

目が覚めれば、そこは雪の世界だった。

そしてここにも、境遇が変わってもリンネや、カレンや、サラがいた。
刹那はそこで彼女たちと交流し、リンネと愛し合い、再び眠りにつく。

もう一度彼女に巡り会うために•••

刹那は再びアイランドにいた。
コールドスリープによって、二万年周期で眠り、目覚める男女の話は果たしてお伽話なのか、真実か。

凜音の母、玖音の本当の正体(刹那が求め愛した凜音?)に衝撃を受ける刹那。

凜音は玖音と刹那の娘だったのだ。
そうして、刹那はまた眠りにつく。
再び『凜音』に巡り会うために。

と、これが真エンドかもしれないが、凜音と結婚する世界も存在する。

彼女は刹那の娘なのか、ただの『凜音』なのか?

そんな感じで、ちょっと有耶無耶でふんわりと終わる。
どこが始発点か考察の域を脱せずビミョーなんだが、タイムスリップをしていたわけではなく、約二万年周期でコールドスリープにより目覚めては眠り•••を繰り返していたらしい(コチラにとても分かりやすい考察が記載されていたのでリンクを張っておく)

とにもかくにも不思議な話でした。SFのようなお伽話のような。
長々と脱線が多く、主人公のキャラが微妙にキモかったり(笑)するのが気になったり(ボイス無しなのも残念)
クリアするのにかなり掛かりましたが無事ストーリー全制覇。

とりあえず、満足です。