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十三機兵防衛圏(プレイメモ)

以前、プロローグ編を買ってプレイしたジュヴナイル群像劇本格SFアドベンチャー『十三機兵防衛圏』
延期になったりしたけど、ついに発売されたのでプレイしました。

時代を超えた十三人の少年少女がひとところに集い、世界を滅ぼさんとする謎の怪獣たちを迎え撃つ物語で、十三人はそれぞれが主人公であり、彼等に何があったのかが語られていく事象を俯瞰し、この世界の歴史や背後に隠された思惑を理解することで全ての物語を辿っていくことになる。

主に1980年代の架空の日本を舞台にストーリーが進むが、巨大ロボット「機兵」に搭乗してのシミュレーションバトルもある。

難易度は選べて、簡単なモードでやれば苦労しない安心システム。

だが、敵が光の点でしか表現されないのであまり戦ってる感じはしない。
シミュレーションバトルだから仕方ないのかな。
でもこれがずっと続くので飽きてくる。なので、飽きてきたらADVパートをやる、みたいに切り替えられたのが自分には合っていた。

ストーリーについて明記するには膨大すぎるで割愛。

たくさんの葛藤や思い違いを経て、彼等が行き着いた先は希望に満ちた平和と幸福だった、と思える綺麗な結末でスッキリと終えられた。

プレイ時間はクリアと同時にプラチナトロフィーが取れて、25時間ほど。
私的にはちょうど良いボリュームでした。

当初、タイムスリップやタイムリープを何度もしたせいで歴史がおかしくなった世界なのかと思ってましたが、それは良い意味で裏切られました。
ストーリーも『エヴァンゲリオン』みたいな話かと思ったら『ぼくの地球を守って』『輝夜姫』みたいな、少女漫画なノスタルジーを感じました。
登場人物に同性愛描写を入れているのも “少女漫画” 的なアプローチ?なのかな。
それを除けばキャラにインパクトはあまり無いが、とにかく、練られたシナリオに脱帽。
素晴らしかった。

ちなみに、考察についてはこちらのサイトが非常に詳しく書いてありました。↓

全体的に無駄な所が無く、台詞も見やすく、あんなに登場人物多いのにADVパートもゴチャゴチャすることなく進めやすく•••綺麗にまとまってるゲームだったなぁと感じた。
作るのに時間かかったのも納得で、非常に丁寧に仕上がっていた。

プレイして良かったと思う。