タイムトラベラーズ(プレイメモ)
レベルファイブより2012年に発売されたタイムトラベルアドベンチャーゲーム『タイムトラベラーズ』PSP版をプレイしました。
ちなみに、今作は「428 ~封鎖された渋谷で~」で知られるイシイジロウ氏(ディレクター)と北島行徳氏(シナリオ)が携わっているとのこと。
あらすじは•••
とある施設で行われていた実験で、装置が突如暴走。
取材で居合わせていた伏見雛は咄嗟に身を挺して装置を止めるが、時空の彼方へと消えてしまう。
しかし装置の影響は留まらず、後に「ロストホール」と呼ばれる大穴が東京の上空に発生。
直後、東京は甚大な被害を受けることになる。
それから18年後の2031年4月28日。
驚異的なスピードで復興を遂げた東京、14時。
刑事の神谷壮馬は妻と子を誘拐した犯人の指示に従い、渋谷の街を走り回っていた。
同刻、テレビ局「テレビファイブ」ではアナウンサー•伏見雛が自分の仕事の行く末で悩んでいた。
物語はここからはじまる。
で、事件の概要はというと•••
18年前(2013年)重力場実験をしていた折、クォンタム・エネルギーというものが発生。
このエネルギーは人間が抑えられる物ではないのだが、政府と全日本電力は制御を指示。
だが、やはり抑えることが出来ず、エネルギーが暴走しロストホールと呼ばれる東京の空に穴があく大事故が起き多くの死者が出た。
そうして東京の地価は下がり、失業者が増えて格差が出来、治安悪化など大被害となるが、政府はそのことを隠蔽。
更には都市のど真ん中に未だに危険なクォンタム・エネルギーが置きっぱなしになっているということも政府は隠蔽し、そのエネルギーをトップの奴らで独占しようとしていた。
ロストホールから18年後の現在、テロリスト達は独占しようとしていた奴らを次々暗殺し、クォンタム・エネルギーを奪って東京消滅、そして世界征服を計画していた。
で、18年前の事件時に居合わせながらも生き残った5人は時間を遡る『タイムトラベラー』となっていた。
それがこのゲームの主人公達なワケなんだけど•••
ま~個性的な面々ばかりですw
全ての鍵を握るのは彼女↓なのですが•••
クリアに至る細かい話は割愛。
かなりややこしくて、説明できない。
この腕時計↑がタイムトラベル(タイムマシン)のキーになってるんだと思うんだが、大して説明もない。察するだけ。
見せ方、下手じゃないか?
タイムスリップについてのアレコレはこちらのサイトが詳しく書かれていたのでリンクを張りました。↓
それでもちょっと疑問に感じるところがあるんだけど(作中での説明不足は否めない)そういうもんなのかなぁと思うしかない(全ては2031年での出来事が起因して2013年に突如事故が起きたって事なんだよね??冒頭のシーンがいつなのか、が引っ掛けになってるんだよね??)
クリアにかかった時間は12時間ほど。
短めでしたが、私は途中ちょっとダレた。
選択するところ結構あったけど、大体眺めてるだけの時間が多かったので。
ところで『428』の小ネタが作中に色々散りばめられてました。
着ぐるみとか “なすび” 氏みたいな人とかw
あとは、やはり東日本大震災と東電を彷彿とさせました。
そして、同じようなタイムスリップネタで思い出すのは『極限脱出』シリーズのこと。
本当はああいうタイムスリップものを描きたかったのかもしれないなぁ。
何はともあれ、なかなか面白かった。
作者は群像劇を描くのがホント上手い方だと再確認。