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銃声とダイヤモンド(プレイメモ)

PSPソフト『銃声とダイヤモンド』クリアしました。

近未来、東京。
人質立てこもり事件や誘拐事件など急増する凶悪犯罪への対応で苦慮していた警視庁は、民間の『交渉人』を登用するという英断を下す。
そうして警視庁刑事部 捜査第一課交渉準備室•通称「ゼロ課」、そして交渉人•鬼塚陽一は度重なる犯罪事件を解決していくのだが•••
ある一発の銃声をきっかけに、大きな犯罪の渦に否がおうにも巻き込まれていく。

色々やりとりはあるが、プレイヤーは読み進めるだけ。交渉の時だけ選択していく。

交渉はリアルタイムで進む。

迷っていると時間は過ぎ、選択肢は消えてしまう。

選んだ言葉によって犯人の態度が変化。
感情が高ぶりすぎれば交渉は失敗する。
うまくなだめて思惑通り進めば成功するが、これがかなり難しい。
初見じゃまず失敗するし、選択肢が微妙過ぎて何を選べば良いか非常に分かりにくい。

事件についてはエピソード毎に起きるものの、大元は一つに繋がっている。
鬼塚の友人で、交渉人としての師匠でもあるグレンから頼まれた事、それが後の黒幕に繋がっていくわけだが•••

世界の紛争を引き起こす武器商人達の覇権争いは一つのダイヤモンドを巡り、ゼロ課をも巻き込んでいく。

最後は『神はいるのか』なんてのをテーマに交渉(というのだろうかアレは)する。
とりあえず、ゴリ押しで捻じ伏せ(最後は結局、銃)事件は解決。

グレンは皆を巻き込んでしまったことを謝り、去って行く。その後ろ姿は晴れやかだった!
完!
などと綺麗に終わるが、あんなに人に迷惑かけたのに(死人出てる)大してお咎め無しで帰るグレン氏•••釈然としないw

とにもかくにも、感想を少し書くと•••
ストーリー構成は良かった。無駄なくすんなりラストまで読ませる。
会話も見やすい。

まるで吹き出しの無い動く漫画見てるみたいで、下部分にまとめて文章が出てくるノベルゲームより凄く見やすい。

気になるのは、やはり交渉。
選択肢が微妙。

これを選んだらどうなるか、が全然読めなくて、当てずっぽうでやらざるを得なくなる。それはこのゲームの目玉であるはずの『交渉』としては難有りな気がする。
あと、バッドエンドがかなりあるのだが、そんなの沢山用意するくらいなら、選択肢による派生の会話をもっと分かりやすくして欲しかった。

というわけで、クリアには大体12時間位かかったかな。
続編は無いみたいで残念。