michigan(プレイメモ)
PS2ソフトでサスペンスアドベンチャーゲームの『michigan』
開発元がグラスホッパー・マニファクチュアで、須田氏が携わっていると知り、プレイしてみました。
ストーリーは•••
ミシガン湖とその周辺に異常な濃霧と怪事件が発生。
プレイヤーはテレビ局のカメラマンとなり、音声スタッフのブリスコと数人の美人リポーターと共にシカゴの街で怪異に立ち向かう。
撮影中にカメラの目の前で人が死にかけた時、そのままカメラを回し続けるか、それとも撮影は止めて助けるのか?という「報道の倫理」をホラーゲームに組み込んだ作品、らしい。
常にカメラでリポーターを追わないとならないのが面倒。
更に、モノを拾ったりドアを開けたりするのも『撮影モノ』というシチュエーション上、リポーターがアクションを行い進行していく仕様なので、リポーターが行動するまで妙な間が出来てしまいテンポが悪い。
そして、怪異によって人間が変異してしまった怪物との戦闘があり、リポーターが銃を持っているので、カメラで怪物をフォーカスすることによって撃てと指示出来る。
銃で倒せない怪物は設置されたギミックを操作して倒す。これがちょっと分かりにくい。
とにかく、カメラ視点が動かしにくくて常にカックカク。感度は調節できないし、凄く酔う。
視界はやけに暗くて見えにくく、これも調節できない。辛い。
あと、落ちているエロ雑誌を撮影したりリポーターのスカートの中を撮そうとするとエロポイントというのが獲得出来るらしいが•••興味が一切持てない。
なんなんだそのシステム。必要だったんか??
やたらインリンオブジョイトイ推しなのも意味分からんw(当時流行ってたのかな)
そんなゲームですが、須田氏は
「『REC/レック』と言うスペインのホラー映画があって、それを見た時とてもMichiganっぽいと気が付いたんです。私にはまだそのラインに沿った多くのアイデアを持っているので、いつかまたSpikeと共に、新作やリメイクでMichiganを作りたいですね」
と話していたらしい。
映画で一時期流行ったPOVな手法を真似てこのゲームを作ったのかと思いきや、須田氏の方が先だった?(でもブレアウィッチプロジェクト位は影響受けてる?)
とにもかくにも、アウトラストよりも先にこの手のシステムのゲームを作っていたあたり、ホント時代を先取りしている。流石です。
でも、あまり売れなくて•••
時代の先を行き過ぎたのか•••
というわけで、ちょっとやったもののつまらないのでもう止めようかと思う。
操作性悪いしバカゲーなので(失言)
【追記】
3月4日、クリアしました。
もう止めるつもりだったけど意地でやりましたw
ラスボス??はこんなバタバタ走ってるヤツでした(脱力)
ラストは意外と衝撃的。
相棒のブリスコは既にウイルスが感染しており、モンスター化してしまう。
そして•••生前のスタッフの姿が撮された映像が流れる。
結局、この騒動をもたらした黒幕は誰だったのか?
それはずっとリポーターに付き従っていたカメラマンである主人公、と一部のテレビ局関係者らしい。
軍の兵器開発だと謳いウイルスを作りだしたが、テレビ局長らが「ニュースの為」に、最高のエンターテイメントがないのなら自演でもいいから、と “事件” を作り出した。
で、関係者は死に、事件は揉み消され、闇に葬り去られた、というオチだったと。
とりあえず、完。
何から何まで大味で作りが甘いし手抜きなとこもあるし•••
まぁ昔のゲームだし仕方ない、のかなぁ。
もし本当にリメイクするかもしれないならもう少しシステム改良して欲しい。というか丸ごと何とかしないと•••w