バイナリードメイン(プレイメモ)
2012年にセガの龍が如くチームが制作し発売されたTPSアクションゲーム『バイナリードメイン』
プレイしてみました。
時は2080年。
2012年頃から始まった海水面上昇により多くの大地が水没し、ほとんどの都市が、富裕層や特権階級が住む高層建築街の上層都市と、そこに住めない者達が住む下層のスラムに分かれていた。
そして、大地の急速な変化により、高層建築の建設など危険な仕事をさせるためにロボット技術が進歩した世界だった。
切っ掛けは、ロボットのシェアを独占するベルゲン社に、ある男が「お前ら、俺に何をした」などと意味不明な事を叫びながら武器を手に立てこもった事件。
男はおもむろに自らの頬の皮膚をはがすと、その下には金属の骨格があった。
アメリカ上層部の会議で、その男は人近似ロボットの開発と研究を禁じるジュネーブ・コードに抵触する『自らを人間と思い込んでいるロボット』だという報告が出され、このロボットに『ホロウチルドレン』という呼び名が付けられる。
ホロウチルドレンが持っていたグリーンカードによると、30年以上前から相当な数が人間社会に紛れ込んでいる可能性が高いと推測され、事実、その場にいた将軍の一人もホロウチルドレンだった。
そこで、ホロウチルドレンの製作者として、かつてベルゲン社とロボットの基本OSの特許権を巡って法廷闘争をした人工知能の権威・天田洋二の名が挙がる。
そして、ホロウチルドレンに関するデータの入手と天田の身辺調査・身柄拘束のため、日本にIRTA(国際ロボット技術機構)の特務部隊『ラストクルー』の派遣が決定。
その10日後。ラストクルーの一人で当ゲームの主人公であるダン•マーシャルとメンバー達は、排他主義が主流になった日本で、内務省治安維持部隊の銃口を掻い潜りながらAMADA社へ向かう。
そこには誰も想像だにしていなかった、人類全体の深刻な危機が待ち構えていた───
そんなワケで、始めたバイナリードメイン。
キャラの吹き替えが龍が如くシリーズでお馴染みの方々ばかりでニヤッとしてしまう。
画質はPS3ソフトなので今やると見劣りしますが操作性は軽快。カバーアクションも悪くない挙動。
しかし、このゲームの売りの一つである仲間とのやり取りが少々お粗末。
会話に賛同するか否か、受け答えする主人公の声のニュアンスが微妙。違和感ある。
ちなみに、仲間との信頼度(好感度)を上げたり出来るんだけど•••
戦闘にフレンドリーファイアみたいなシステムがあり、仲間を撃ってしまうとその好感度が下がってしまう、らしい。
だが、こっちが撃ってる前を横切ってめっちゃめちゃ射線塞いでくるポンコツ仲間AIで、かなりイラつく。邪魔。
でも、コミュニケーションが豊富で移動中や戦闘時が楽しくはある。
上手く立ち回れたら褒めてくれるし、逆に、手間取っちゃうとめっちゃ叱ってきて、
「おい!何だ今の戦闘は!こんな無様な真似しか出来ないならこの先が思いやられるな!!」
的なことをガチで言ってくるからかなりテンション下がったりもする(´θ`llll)
親父にもそんなこと言われたことないのに!
更には、三人で組むチーム編成を要所要所で誰と組むか考えるんだけど、たまたま主人公のダンと女性二人のチームにしたら、
「この編成の意図は何?」
「やましい事でも考えてたんでしょ?」
なんて女性二人に言われちゃう始末。
誤解だわ!!やましい事って何だよ!(´`:)
いちいちそんなこと指摘するとか怖いわ!
ていうか、そういう時だけ妙な勘繰りすな!
まさか、男三人の編成にしても、
「この編成の意図は何だ?」
「やましい事でも考えてたんだろ?」
なんて言うんじゃないだろうなぁおい(そうじゃない)
それはともかく。
他にはキャラのアビリティ強化システムなんかありまして、なかなか分かりやすい。
アビリティを装備していくニュアンス。
そのアビリティは拾ったり、ショッブ端末で購入出来る手軽さ。
なので、ワンサカ沸く敵が硬くて弾が足りなくて詰んだ?と思うことがあっても、傍に弾や武器を売っているこのショップ端末が随所に配置されているから、ミサイルが飛び交う中でもノンビリ買い物をして、買ったロケランを即ぶっ放すことができる。
しかも安い。ロケラン1000円。弾100円。
戦闘中でも呑気に弁当食べて体力回復する龍が如くスタジオ作なだけのことはある。
とは言えラスボスのとこには流石にショップ端末は無いんだけど。というか、ラスボス戦には参った。
回復薬を仲間に使わなきゃならなくて(仲間が死んだらゲームオーバー)しかも仲間三人いて、みんなして助けてくれ~ってなるのは一体なんなんだろうな。
主人公の分の回復薬が足りなくなる!
グレネードやらミサイルやら容赦なく撃ち込まれるってのに(カバーアクションしても爆風で吹っ飛びそこへ更にミサイルが来る無限ループ)
理不尽かよ。ちゃんと武器強化したり回復薬買い足してなかったら詰むわこんなん。
とにもかくにも、クリアしたんですが、文句垂れつつ結構面白かったです(時間的に8時間くらい掛かった)
ストーリーも良かったと思う(次回作がありそうな感じで終わったけど)ロボットとヒトにおける倫理観のアレコレの掘り下げは足りないかとは思ったが。
主人公の過去のエピソードもっと知りたかったな。
龍が如くOTEではあんなに絶望的だったのに、TPSゲームとして決して見劣りしない出来になっていて、セガはこういう路線のゲームをもっと出したら良いのにと思いました。
残念だったのはオン対戦が人がいなくてもう出来なかったこと。
まぁ、仕方ないんだけど•••でもやってみたかったなぁ。
というのも、龍が如くキャラが使えたみたいなんだよねー
やってみたかったなぁ~