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LIFE IS STRANGE 2(プレイメモ)

フランスのゲームスタジオDONTNODが開発するADVゲーム『ライフ イズ ストレンジ 2』プレイしました。

2016年10月28日。
高校生のショーンは、サウスシアトル郊外で退屈ながらも父と弟のダニエルと三人で平和に暮らしていた。
ある日、弟のダニエルが庭で遊んでいた時、手製の血糊を隣人の少年ブレットに誤ってぶち撒けてしまう。

怒るブレットとショーンがダニエルをかばって口論となる中、不可抗力でショーンはブレットを突き飛ばし、失神させてしまう。
するとパトロール中の巡査がこれを殺人事件と勘違いし、ショーンたちに銃を突きつける。

騒動に気付いたショーンの父•エステバンが巡査を止めるため詰め寄ると、巡査は不意に発砲し、父は絶命し倒れる。
その瞬間、ダニエルの絶叫と共に彼から衝撃波のようなものが迸り、現場は何かが爆発したかの如く大惨事となる。

ショーンは動転しながらも気絶しているダニエルを抱え、急いでその場を離れる。
こうして、父の故郷メキシコのプエルト・ロボスを目指して北アメリカ大陸西部を縦断する長い旅が始まるのだが•••

それからは、超能力に目覚めた弟ダニエルとの逃避行。
行く先々でトラブルに見舞われるが、親切にしてくれる人に出会い、一時の安息を得る。

一方、ダニエルは父の死と自身の能力にショックを受けるが、ショーンに諭され何とか乗り切る。
苦難の末、二人はかつて彼等家族を捨て失踪した母の故郷に辿り着き、母の生家である祖父母の元に身を寄せることになる。
祖父母はとても歓迎してくれるが、何故か母のことを隠そうとするのだった。

祖父母の家での生活に慣れてきた頃、二人は隣人のクリスに出会い、友情を深める。が、彼はダニエルの超能力を自身の力だと勘違いし•••

ダニエルはダニエルで自分の力を持て余しており、そんな二人にショーンは不安を覚えるのだった。

その後、ショーンはダニエルにせがまれ、祖父母が隠そうとしていた母の部屋に忍び込む。

無断で入ったことを祖父母に咎められたその時、警察が現れ、ショーン達は再び逃亡の旅を始めることになる。

二人はカリフォルニアの大麻栽培の仕事にありつき、ヒッピーの集団のフィンやキャシディと仲良くなり、仲間として受け入れられていた。
だが、仕事場のボスに難癖を付けられ、ショーン達は仕事をクビになってしまう。
メキシコへ行くためにも金が必要なショーンは、フィンに唆されるままダニエルの力を利用し、大麻栽培の事務所に強盗に入る。

案の定ボスに見つかり殺されかけたその時、ダニエルの力が暴走。
その場にいた皆は重傷を負い、ショーンは犯罪者として病院に収容され、ダニエルは行方不明で離ればなれに。
ショーンはダニエルの手がかりを元に病院を脱走し、ダニエルがいるという土地へ向かう。

そこは、ダニエルの力を神が使わした奇跡とする教団だった。
良いように教団の道具として扱われているダニエルを救い出そうとするが追い払われるショーン。
そこへ母のカレンが現れ、二人で何とかダニエルを説得。皆で脱出する。

その後、母の隠れ家のあるアリゾナで暮らし始める二人。

だが、警察が迫っていると分かり、再び二人はメキシコを目指す。
国境の壁をダニエルの力でこじ開け、進もうとしたその時、国境を警備する自警団に攻撃され、捕まってしまう。
何とかそこから脱出するが、国境には警察が待ち構えていた。
もう逃げられない、と覚悟を決めるショーン。

そこで選択肢が現れ•••
私はダニエルの力で『国境を越える』を選んでしまった。
すると、ダニエルは兄を逃がした後、車から飛び降り、一人残るのだった。

そうして月日は流れ、ダニエルは祖母の元で成長していた。

無事、メキシコに着いたショーンは、そこでフィンと暮らしているらしい。

例え二人は離ればなれになったとしても、心はいつも共に。

と、ここで完!

だけど、あそこで力を使いながらも一人残ることにしたダニエルの心境が全く理解出来なかった。

で、釈然としないのでその後、最後の選択肢だった『自首する』を選び直して別エンディングを見てみました。

刑務所に服役していたショーン。
15年の後に出所し、家族に出迎えられる。

かつて彷徨った森に訪れる二人。

過ぎ去った過去に、失ったものに、再び訪れたダニエルとの時間に、ショーンは泣き崩れ•••
あの日 支えたのはショーンだったが、今、己を支えたのは逞しく成長した弟のダニエルだった。

二人の歩んでいく道は別になってしまったが、それでも笑顔で別れ、それぞれの道を歩んでいくのだった。

完!
きっとこれが正規のエンドなんだろうなぁ。
私はメキシコエンドの方が好きでしたが。

そんなこんなで、トロコンも出来ました。
他にもエンディングがあるらしいが二周目をヤル気は無いのでこれにて終了。

では、感想を少々。
作中ショーンが描くスケッチが素敵だった。

ちなみに、ゲームの冒頭で、前作で街を犠牲にしたか否か問われるのですが、街を犠牲にしていると(クロエが生きている)後で彼等のその後についてのエピソードが見られるのが嬉しかった。

おばさんは嵐で亡くなってるんだよなぁ•••
でも、マックスとクロエは今も一緒みたいで。

とにもかくにも、前作では遠慮せず街よりクロエを選べば良かったんだってこと。
我慢なんかしたって状況は良くならない。
ゲームの世界くらい、欲望のままに突き進めば良いのだ。

とはいえ、初見でショーンがフィンと幸せに暮らしてるルートに辿り着くとはビックリ(エンディング分岐を気にせず欲望のままに突き進んだ)

ここのシーンの選択肢を適当に選び過ぎたのがアレなんだが•••まさか二人が友達以上の関係になるとは予想出来なかったという(唐突過ぎないか、あの流れ)

エピソード2までは品行方正な良い子にして進めてたのに、エピソード3で強盗を誘われ、好奇心から『やる』を選んじゃったのが何ともw
どうせ良い子にしてても事態が好転しないのは分かりきってるから暴れたくなっちゃって、ラストは自首するなんて考えもしなかった。

というわけで、このゲームのプレイ中に強く思ったのは『彼等の時間を巻き戻せたら良いのに』でした。
だが、前作のようには叶わない。
例え巻き戻せたとしても、父の死の運命はきっと撤回出来ない気がするし。
それでも彼等を助けたくて、だが助けられるようなより良い選択肢が無くて辛かった。
兄弟が辛い目に遭う不憫なストーリーばかりで(こんなに移民系に差別意識がある世の中だとは思わなかった•••)シンドかった。でも、面白かった!
前作の方が濃密なシナリオだった気がするが、それでも充分楽しめました。
欲を言えば、ダニエルを操作して超能力操りたかったなぁ!←