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フォーゴットン•アン(プレイメモ)

デンマークのインディーゲームスタジオ “ThroughLine Games” が開発したアクションパズルゲーム『フォーゴットン•アン』
私はswitchでプレイしました。

現実世界で人々から忘れられた物が転移してくる世界「フォゴットンランド」が舞台。
世界の秩序を守るべく活動する主人公の女性執行官•アンと、物が擬人化された種族「フォゴットリング」を巡る物語。
フォゴットリングたちの中には現実世界への帰還を望む者がおり、アンの育ての親でもある老師ボンクは現実世界と通じる装置「イーサゲート」の製造を進めていたが、これをよく思わないフォゴットリングの反乱勢力が蜂起し各地を爆破する事案が発生。
アンは被害状況を調べようと現地へ赴くが、その中でフォゴットリングたちを取り巻く現状やフォゴットンランドの成り立ちが徐々に明らかになっていく、というストーリー。

グラフィックは全編にわたりジブリ風なアニメ作品のように描かれ、イベントシーンとゲームプレイシーンがシームレスで進行する。

アンが手に装着している手袋状の装置「アルカ」を起動すると、画面描写が暗視カメラ映像のようになる「アニマビジョン」に切り替わる。

この状態になるとフォゴットンランドにおける電気のようなエネルギー「アニマ」を目視できるように。
更に、画面上の箇所にカーソルを合わせ、決定するとアニマを抜き取ってアルカに充填したり充填したアニマを別の場所に注入したりすることができ、これらの要素が進行におけるパズル要素になっている。
ちなみに、アニマはフォゴットリングの体内にも蓄えられており、場面によってはアニマを抜く(命を奪う)かどうかを判断することになる。

使用出来る範囲が意外に狭く、遣り繰りが面倒なことも多々。

あと、プレイ画面はサイドビューで描画され、基本的に横スクロールで進行する。
一部の箇所では、画面奥方向・手前方向へ移動することも。

基本的にアンのライフにゲームオーバーといった概念は無く、ゲーム内で度々提示される選択肢の選び方やアンがとった行動により物語の展開が変化する仕様でした。

で、アンは自分の真の正体を知り、ショックを受けるが、人間世界には行かず、自身を犠牲にしてフォーゴットンランドを守る選択をする。

フォーゴットンリング達は自由を手に入れ、歩み始める。

そんな感じで、完!

ちなみに、クリア後はチャプターを選んで途中から始められるようでした。

では、感想を少々。
物語は面白いと思う。特に世界観が良い。
だが、会話がスキップできずダラダラ続くのを見ているのは退屈でやる気をそがれる。
しかも会話が面白くない(和訳がイマイチ?)これが一番の難点だった。
パズルについては、何をしたら良いか分からず面食らう箇所がいくつかあった。
トゥームレイダーの謎解きも唐突だったが、それに通ずる分かりにくさ。
テンポが悪くなり、パズルが出る度にモヤッとする。
なので、ボリューム的には短いのに体感やたら長く感じた。まだ終わらないの~って思う程にw
操作性も微妙で、ジャンプにクセがありイラつくことも。飛べそうで出来なかったり見極めが微妙で、やり直すのが億劫だったなぁ。

エンディングは、選択により二種あるようで。
途中から回収は出来るが、もう満足なのでこれにて終了です。