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キミに送る「AO入試しくじり先生」の安直な思考

某AO塾に入塾スカウトされた話

こんにちは。私は某AO塾が付設している某一般受験塾に通っていました。ただ高校時代の部活動で全国優勝したことをきっかけに、AO塾の方の先生も私に興味を持ったようです。(当時私の部活が新聞に載ったりしていたので、有名だったのかなと思います)ある日塾に普通に行った際に30分ほど面談をしたことが記憶に残っています。
私が高校2年生の頃に持っていた実績などを掲げると「多分あなたの実績ならAO入試でGMARCHと呼ばれる大学は全て受かる」という内容を言われました。普通こんなこと言われたら受かると思いますよね? 自画自賛するわけではないですが、実績も全国優勝ですよ? 
しかしGMARCHと呼ばれる学校は結果全落ちでした。この凄まじい結果が出た時は本当に人間不信になりましたね…。

他の方には是非、こんな思いをして欲しくないと私は思っています。
それでは、このような勧誘をされた私が、最終的になぜAO入試を決断したかを述べていきたいと思います。

私は現代文が特に苦手であったから

第一志望校の国公立大学B判定が出るほど、私は高校2年次の模試の成績が良かったです。私が当時目指していた国公立は5教科8科目型のフル型でした。(受験科目は現代文・古典・数1A・数2B・英語・地理・倫理政経・化学基礎・地学基礎)。この中で苦手教科は現代文のみという状況でした。


  
科目選択が受験可能な私大を狭めていたから

先の科目を見てお気づきになった方もいらっしゃるかもしれません。 
私の社会の科目選択は私立大学の選択肢を大幅に狭めていました。(普通の人は世界史・日本史どちらか一方を使って受験するのがデフォ)。その上で現代文が苦手となると、私立では受験科目数が少ない為不利になることは見えていました。国立では科目が多い分、その他の教科でリカバリーが効きますが、私大はそうはいきません。


私大滑り止め用にAOの利用を考えたから

以上で述べたように私大一般受験に不利であろう私が、私大滑り止めを楽々受かるならば国立大学受験に向けて楽出来る!と思いAO受験に踏み切りました。(これは後に後悔する決断になります)

以上のプロセスから私はAO入試を受ける結論に至りましたが、結果として失敗しています。そのためもう少し慎重に考えて、受験方式を考えて欲しいです。
そして、私のようにAO塾の方と面談をする予定のあるあなたにアドバイスをします。


「あなたなら受かる!は大抵の人なら言われる」
「絶対にあなたは受かると念押しされても、必ず受かるわけではありません(私は必ず受かると言われていた大学に面接も行けずに落ちてる)」
「あなたは選択肢が広げられるほどの評定はありますか?(最低でも4.0以上)」
「国際系を受けたいなら、TOEIC800以上、英検準一級以上は最低でも必要です。それ以下なら難関大学に関してはAOで受験しても殆どは合格するのが難しい印象です」

「実績であなたを勧誘してるかもしれませんが、実績より必要な一貫性があることをお忘れなく。逆に何も実績が無い方が受かっているブログなどがあるので、それを別途参照してください」
「現代文が出来なくても、小論文入試や現代文いらない入試方法があります。それと同じように、私立でも苦手科目は飛ばせることがあります。」
「AOと一般併願したら、睡眠時間どうなる?時間ある?」

これらのことを頭の隅に入れた状態で面談することをお勧めします。最終的には「あなた自身」がこれらのこと全てを考えた上で決定してほしいです。AO受験塾との面談自体は悪ではありません。一般入試であってもAO入試であっても、何も考えずに安直で決めてしまうことが「悪」だと私は思います。


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