息子のこと

我が家の長男。只今、19歳。今年で20歳になります。
常々、
「20歳で自分一人で生きていくために、今何をしたらいいか考えながら、そして出来ることを見つけて、出来ることをしながら生活していこう」
と伝えています。
まぁ、それでも日々スマホから離れることはほぼないのですが笑

今は2年前からお誘いいただいた畑仕事のアルバイトをコツコツと続けています。
ここは彼の凄いところだなぁと思うのですが、自分でやると決めたことは、コツコツと丁寧に仕事をします。本当にコツコツと丁寧に。
これは彼と関わったことのある人なら共感してくれるのではないかと思います。今は、自転車で、そして歩きで（1時間掛けて！）職場まで通っています。
そして、彼曰く、俺は机の前で仕事は出来ない、土の上で働くと言っていて、これからは土の上で生きていきたいと考えているようです。

そんな彼も小学4年生から中学までほぼ学校に行かず、高校は通信制に進学はしましたが、1年で辞めました。
ちょうど小学校に行かなくなった頃に離婚をして父子家庭になったので、そこから10年くらい2人での生活を経て今があります。

今振り返ると、息子が学校に行かなくなった時、その選択をしたことが受け入れられず、最初は無理やり学校に行かせようとしたり、なぜ学校に行かないのかと問い詰めたりしたこともあったし、校門まで一緒に行ったけど学校に入らず、そのまま電車に乗って職場まで連れて行ったこともありました。
もう何がなんだか分からない時もあったし、彼が中学卒業するまでは、仕事と家事とで時間的な余裕もなかったし、それでもなんとかやってこれたのは、家以外に彼のことを受け入れてくれる場所があり、人がいたというのが大きかったなと、今はそういう場所があったこと、人がいてくれたことに感謝しかありません。

もちろん楽しく学校に通うことが出来ていたらという思いは今もなくはないのですが、それでも彼自身が今自分で進もうと思っている道を最大限応援しようと、そういう選択を今出来ていることが良かったなと思っています。

あっ、でも彼は面白くて、学校には通っていなくても、中学での修学旅行や登山、屋久島へのスクーリングだけは率先して行っていました。
そんな経験から、息子にとっては、自分で決めたことを尊重して、その時その時をサポートしてあげることが親として大切なんだなと感じたことが、今に繋がっています。
そこからはあまりひとつひとつのことに一喜一憂せず、今を大切にという思いで日々を過ごしています。

そんな自分の経験が、今子育てに迷っている親や自分のこれからのことに悩んでいる子どもたちに活かしていけたらという思いが今強くあります。
そんな思いで、今、子どもたちの居場所＆学びの場である「まなびのいえ」を運営しています。
これからはもっともっと子どもたちにフォーカスしつつ、お母さん・お父さんのサポートもしていけたらと考えています。

まなびのいえについては、もし良かったらホームページをご覧ください。
https://manabinoie.jp/

久しぶりのnoteの更新で、何を書こうかなぁと思っていたのですが、ふと浮かんで来たことを書き留めました。

と書いた後に気付いたのですが、最初の投稿（もう10か月も前！）にだいぶ内容がかぶってますね笑。結局ここが今の自分の原点なんだなと思います。