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普通の子の中学受験、あと1点とりにいく!(大手塾が強いワケ)

中学受験に限らず、すべての受験は〇と✕しか結果はありません。今日、子どもの写真を親戚に送ろうと、合格直後にパソコンの自分の合格番号を指さす子どもの写真を、久しぶりに見ました。少し前にちょっと泣いて(うれしくて)はれぼったい目で、ほっとしたような笑顔を見せる子ども。その画面に映っていた他の合格番号の数はパソコンの画面におさまるほど、少ないものでした。けれど、悲しい涙を流した子はその4倍以上はいるのです。

その涙をのんだ子たちとうちの子に大きな差があったかといったら、ほぼなかったと思います。ある子の親御さんが第一志望✕で、「合格最低点に少し足りなかっただけだったの」とおっしゃっていました。わかります。そういう親心。でも、でもね、言わせてください。「それが受験」です。たった数点、いいえ、1点の中に何十人もの子がひしめきあっている。だから、最後まであきらめない、あと1点をとりにいく。この粘りが大事になってきます。

うちも、過去問を毎日のようにやり始めた頃から、「難しい、もうわからない・・・」という我が子に、「粘れ(なぜか、おやじ口調)、もう本当にできることはないか、チェックして、漢字1つでも、ひとマスでも埋めて、計算1つでも粘って、もう1問」と励ましていました。

根性論ではなく、最後の粘り、あきらめない姿勢が最後の最後に合格する方へ上がれるきっかけにもなるので、そういうクセをつけるようにしていました。特に、うちの子は、ほんわかタイプで自分をいい意味で追い込む、奮い立たせるのが苦手だったので。

いわゆる学習面でのテクニックは、W塾で教えていただきました。大手塾というのは、この学校に受かるにはこれらの単元を抑えておけばOKというノウハウをもっています。もし、それをクリアできそうになければ、確実に〇をとれる学校を勧めてくれ、たいてい第2志望以降は〇をとれるため、厳しい受験結果になる確率はかなり減ってきます。

中小塾だと心配も・・。塾にそれほどノウハウがなかったり、先生が楽観的だといいことだけを言ったりして、親子でその気になって、フタをあけたらたいへんな結果になることも。。。受験が近づくほど、親御さんも苦しいかと思いますが、最悪の事態も考え、冷静にお子さんの学力を見て、志望校(特に第二志望)を慎重に選び、「勝ち」にこだわってあげてください。

あと、なぜ大手塾の子ども達が勝てるのか、というと、塾の中ですでに中学受験が始まっているからです。テストごとのクラス替えで自分の立ち位置が手にとるようにわかり、上がるのは、かなりたいへん。この厳しさ=中学受験の縮図になっているため、メンタルも学力も鍛えられます。

中小塾だと、やはり教室でのこの競争が弱いのが、一番のネック。どうしても、少人数だと気持ちがゆるみやすくなりますし、競争心がなかなか育たない。もちろん、中小塾のマメさが合って伸びる子もいるでしょうが、やはりそれは一部の優秀な子かも。Y60以上なら、ざっくりどの塾でも大丈夫かと。Y50台なら、そのレベルにあった大手塾(W塾、Y塾あたり)が勝負には強いかと思います。Y40台ならE塾、N塾あたり+それをフォローする個別塾も必要になると思います。(※注、個人的見解なので、ご容赦を)

ときどき、子どもが下のクラスになったら可哀そうかな、比べられてやる気をなくすかも、なんてご心配される親御さんもいますが、ごめんなさい、「それが受験」です。

教育者でも何でもない私が、偉そうなことを書いてしまって、本当にすいません!(汗)。ただ、受験がうまくいったご家庭をみていると、塾のノウハウや合格実績等を活用している例が多くみられます。

あるご家庭は、上の子の中学受験では一番実績のあるS塾に入れてY60以上の進学校に合格(入塾テストは2回目で合格)。下の子は高校受験では、一番実績のあるW塾に入れて、トップクラスに在籍中。いずれも優秀なお子さん達ですが、それを最大限に活かすため、中学、高校受験でそれぞれ最もノウハウ、実績をもっているといわれる塾選びをしていました。ちなみにその親御さんは難関私立大学卒。これには「さすが」のひと言です。受験の勝ち方を知っている方の塾選びだなと思いました。

ちなみに、子どもが通っていたW塾のある校舎では、合格実績のない学校については「すいません、合格実績がないため、はっきりしたことは申し上げられません」と率直に言っていただき、逆に信頼できました。合格させたからこそわかる、蓄積されているノウハウというのは、その塾ごとにあるはず。それを最大限に感受し、親は子どもの性格をみながら、何を足してあげたらいいのか、どんな距離感を保つのが効果的なのか、じっくり考えて戦略を立ててみてください。うちの場合は、おっとりタイプだったので勝気になるよう導き、心配性なので親子で机を並べて勉強していました。

受験後に「塾が何もしてくれなかった~」というのは、親の無策です(ごめんなさい)。子どもがわずか11、12歳の人生をかけて立ち向かっているのですから、親御さんもちゃんと考えて戦いましょう!前にも書きましたが、「お子さんの合格請負人は、塾ではなく、親なんです」。(本当にすいません!)

本日も、言いたい放題のブログを、最後まで読んでいただき、ありがとうございました(汗) すべてのお子さんの合格だけを見据え、書かせていただいています。

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