見出し画像

普通の子の中学受験、偏差値の使い道はいろいろ

中学受験をしていると、どうしても目がいくのが偏差値だと思います。偏差値が高いほど「すごいなぁ」と思い、偏差値が低いと心配になるものです。

偏差値の使い方として、私は次のように考えていました。

(1)狙える学校かどうかの目安

(2)学校が上昇中なのか、下降中なのかの目安

(3)入学後の生徒さんたちのレベルの目安

(1)「狙える学校かどうか」の目安は、当然のこと。今の自分の子どもの偏差値を軸に、狙える学校かを確認する目安に偏差値を使っていました。うちの子のようなY50位の子なら、Y55位が第一志望、Y50位が第二志望、Y45位が第三志望かなと考えて学校を探していました。

(2)「学校が上昇中なのか、下降中なのか」の目安は、学校がY55の場合、過去5~10年ほどの偏差値の推移をみていました。うちの子の通うMarch付属中は、ここ数年で偏差値がかなり上がったので、学校自体が上り調子なのがわかりました。逆に今Y55位の学校で、過去はY60を超えていた、という学校もあります。この場合は、学校自体が下降ぎみということになります。上昇している場合でも、下降している場合でも、数字だけの結果でなく、なぜそうなったのかを調べてみてください。例えば、March付属中の場合は、近年の国の政策で大学受験が厳しくなったので付属人気に走っているとか、また別の学校では近所の公立高校の進学実績が伸びているためそちらに生徒をとられているなど、少し調べてみるとわかることがたくさんあります。お子さんが入学する可能性がある学校なので、学校の現状をつかむためにも、知っておくといいと思います。

(3)「入学後の生徒さんたちのレベルの目安」は、偏差値の使い方として、一番おすすめできます。中学受験で合格できるかはどうかは、偏差値よりも過去問の出来。普段の模試が出来て偏差値が良くても、受験当日に点をとれなければ合格は難しくなってしまいます。けれど、各学校の偏差値は、入学後のボリュームゾーンの生徒のレベルを知る指標になります。

ちなみに、うちの子どもの学校は、Y55前後。実際に子どもが入学し、個人的な感想(あくまで個人的)としては、子どもの学校の生徒はY60位の子が全体の1~2割、Y45位の子が全体の1~2割、Y50~Y55位が全体の6割~8割ぐらいの印象です。どこの学校も、その学校の偏差値より高い層の子が一定数いて、その優秀層が学校を引っ張る存在となっています。逆に、毎回補習を受ける下位層も一定数います。失礼ながら、過去問との相性が良くチャレンジ校として受けてうまくいったパターンだろうと思います。

そして、大多数を占めるのがその学校の偏差値帯の子どもたち。うちの場合は、子どもがY50位だったので、まさにボリュームゾーンに位置する層として入学しました。すると、学校やクラスメイトの雰囲気、学習面での難易度などは、まさにドンピシャ。今のところ上位3分の1くらいを上下している成績で、親としては「適正校に入ったなぁ」というのが本音です。

中学受験において、本人のもち偏差値よりかなり下の学校に入ってしまうと、成績面ではトップをとれるでしょうが、友達と会話が合わない、物足りないという事態も考えられます。逆にチャレンジ校にまさかの合格といった場合も、成績は下位になりやすく、自分の居場所をみつけることが難しい場合があります。もちろん、そう思って入学しても、結果的にいい友人に恵まれて成績もアップした、という人もいるでしょう。

ただ、ここで言っているのは、少数派の成功例ではなくて偏差値からわかる全体の傾向のことです。ぜひ、学校を選ぶ際には、お子さんの持ち偏差値より、ぐんと上の学校、ちょうどいい学校、かなり下の学校と、いろいろな偏差値帯の学校に足を運んでみてください。その違いが、きっと肌感覚でわかると思います。

そして、その学校に子どもが通って笑顔になれるかどうか、その判断をするのに、学校の偏差値がひとつの目安(あくまで目安です)になると思います。偏差値という貴重なデータをぜひ使いこなしてくださいね。


最後に、こんな地味なnoteを読んでくださって、ありがとうございます。皆さんがスキをおしてくださる内容を自分でも読み返しながら、さらに有益な情報をお届けできたらと思っています🎵 深謝。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?