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普通の子の中学受験、受験こそプロジェクト化しよう!

今、私を苦しめるもの、それは仕事上での大きめのプロジェクト。しかも2つ。ひとつは年内、もうひとつは来年3月ぐらいまでのプロジェクトなのですが、ときどき寝る前に「本当にゴールに辿りつけるのだろうか」と不安がよぎります。けれど「いやいや、ゴールして、みんなに喜んでもらわなきゃ」と弱気な自分を振るい立たせています。はぁ~。

さて、そんな頼りない私がこんなことを言っても説得力はないかもしれませんが、中学受験でおすすめしたのが「中学受験のプロジェクト化」です。可愛い我が子の将来を心配して、つい感情的に叱ってしまったり、大きな夢をみすぎたり、していませんか? 私はしていました(反省)。

中学受験をプロジェクトとして捉えよう

けれど、どこかでいつも意識していたのが、中学受験を「仕事のようにプロジェクトとして捉えよう」という想いです。プロジェクト化というのは、仕事と同じできちんとしたゴールを定め、それに向かって何をやるべきか、何かしないのか、取捨選択をして、効率的に進んでいく道を決めるということだと思います。

これを受験にあてはめると、ゴールは〇〇中に合格、やるべきことは〇〇塾に通って必要なら個別塾もつけて、偏差値をあげていく。やらないことは、狙う中学が中位クラスなら難易度の高い問題集はやらない(過去問のレベルに合ったものだけを何度も繰り返してやる)、どうみても無理そうな学校を第一志望にはしない=夢をみすぎない、といったことを決めていきます。

中学受験をプロジェクト化に必要なのが、冷静さと分析力

そして、何より大事なのが「冷静さ」です。あくまでビジネス的な感覚で、目の前にいる子を第一志望に合格させるというプロジェクトを成功させる方法をあれこれ考えてみる。そこで、ガミガミ怒る必要はありません(ホント、反省・・・)。もし途中で成績が落ちてくることがあったら、やり方が間違っているということ。何か弱点があるはずなのでそれを見つけて解決する道を探す必要があります。そう、「分析力」も重要です。

たとえば、うちの子は塾内で行う合不合の過去のテストはよく出来ていたのに、翌日に別会場で合不合テストを受けると1教科20~30点ほど平気で点数を落としていました。これには塾の先生方も頭を抱えていました。難易度的には解けるはずなのに、いや解けていたのに、なぜ本番でこんなにくずれるのか。この問題には、私はもちろん、集団塾、個別塾の先生も必死に考えてくださいました。そして、出た答えが「極度の緊張」および「親のプレッシャーのかけすぎ」でした。もともと緊張しやすい子なのでいつもの塾の教室以外ではドキドキしすぎて調子をくずす(いや、これじゃ受験できないでしょ!)で、この対策としては本人がダンスが好きなので試験前にトイレで少し踊る。これは一見バカげているようにみえる作戦でしたが、かなり緊張が緩和されたと本人が話していました。「親のプレッシャーのかけすぎ」というのは、言葉の通り言い過ぎていたので、私自身も猛省し、余計なことを言わないと先生に誓い、子どもにプレッシャーをかけすぎないようにしました。すぐにいい結果がでたわけではないですが、少しずつ緊張感と上手く付き合えるようになり、塾でのテストと本番でのテストの差が縮んでいきました。

プロジェクト化で、我が子をクライアントさんとしてみていく

中学受験のプロジェクト化するということは、目の前にいるのは自分の子どもではあるのですが、我が子ではなくクライアントさんとしてみていくということです。(難しいですが・・・汗) どうしてもこの学校に合格したいと願うクライアントさんのご希望にこたえるために、あの手この手を考え、プロジェクト成功をチームとして導いていくというものです。私にとってチームというのは、家族、塾の先生方、さらには受験経験者のご近所の方々、同じく中学受験するママさん方など。あらゆる人達の貴重な意見をたくさんお聞きして、プロジェクトを成功させる道を探っていきました。

我が子をクライアントさんとしてみると何がいいかというと、たとえばY50の成績をそのまま、まっすぐ見られることです。いや、うちの子はまだまだもっと伸びるはずとか、なんでこの程度なのかと嘆いたりとか、そういう感情的なものを省くことができます。「そっか、このクライアントさんはY50なんですね。それだと、第一志望まであと5偏差値が足りませんね。どうしましょうか、個別をつけますか」など、次の一手を考えられるようになります。

普通の子の中学受験は、子どもの学力を受け入れられたところから始まる!

特に、普通の子の中学受験の場合、「この子はこの程度の学力、ポジションなのね」と親が受け入れられたところから、本当の受験が始まります。与えられた武器がこれしかないけれど、どう戦えば勝てるのか、と考えられるようになるからです。フル装備でなくても勝てる道、抜け穴などは、必ずあります。うちのクライアントさんは「March付属中にどうしても行きたい」というご希望でしたので、6年生になった時点で算数の個別をつけて、算数Y40台からY55ぐらいまで伸ばしました。それでも最終の4科偏差値はY50前後(社会が壊滅的で・・・)。そのため、March付属中の中では偏差値が低めのところを選び、過去問を解いてみると、初回から合格最低点+20点ほどとれたので、これは「イケるかも」とそこから過去問を解き続けました。クライアントさんもそのあたりから目の色が変わり、スマホもゲームも封印してくださり、なんとか第一志望のMarch付属に合格。現在、楽しげに通っていらっしゃいます(笑)。

親が合格請け負い人になることで、中学受験は上手くいくはず!

中学受験をプロジェクト化するということは、教育者でもない親の私が「合格請け負う人になる」ということでした。この少ない武器しかもたないクライアントさん=我が子をゴールに導くには、どの学校を狙い、どの教科や単元を補うべきか、冷静に分析して進むしかありませんでした。おかげさまでプロジェクトはひとまず成功!と思いたいです。

普通の子の中学受験は、御三家やその周辺の学校を狙うご家庭のような華やかさ、羨望の眼差しとは無縁です。それでも自分達のペースを乱さず、夢をみすぎず、しっかり勝ちにいく「中学受験のプロジェクト化」を淡々とやっていくことで、可愛い笑顔の“リアル・2月の勝者”にきっと会えますよ。


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