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普通の子の中学受験、子どもの学力は親の意識で決まる!?


子どもの学力は、親からの遺伝で決まる!?

中学受験を経験し、子どもの学力は、遺伝で決まるという場面を何度も見てきました。早慶卒業の両親をもつ優秀な息子さん。お医者様の母をもつ天才肌のお嬢さん。そんな圧倒的な学力の差をみせられ、「中学受験は子どもの自頭で決まる」そんな結論をだしたくなりました。(そして、我が子に親のせいでごめんね・・なんて思ったりして)

もちろん、子どもの学力において、遺伝は40%前後とかなりの影響を与えるといわれています。ただ、環境や子どもの性格、そして親の意識で、上乗せは可能ではないでしょうか。

子どもの学力は、親の経済力で決まる!?

ひとつの指標として、裕福な家庭は子どもの学力が高くなる傾向があるといわれています。東大生は裕福な環境だった人が多いことからも、その傾向がわかります。裕福な家庭だと、しっかり塾に通わせ、受験も全力でサポートするはず。うん? これって、裕福な家庭だけにしかできないことでしょうか? もちろん、塾に通わせるお金があるかどうか、という経済面の問題はあるでしょうが、例えば月(最低1~2教科)1万円位~、塾のお金が捻出できれば、子どもはどこかの塾(大手ではないかもしれませんが!)に通えます。それでも、厳しくて通わせられないというご家庭があるのも事実でしょう。

けれど、誤解をおそれず言わせていただければ、親が本気で学習の必要性を意識できていれば、月1万円位は捻出できると思います。通信教育ならもっと安くすみます。例えば、日々のお酒(ドキッ!)、自分の趣味のもの、ギャンブルなど、計画的でないお金がどこかに遣われているはず。ここまで生活がカツカツでない平均的な経済力のご家庭であっても、「塾は高いから無理」と、最初からあきらめてしまう方もいらっしゃいます。

やっぱり、子どもの学力は、親の意識の高さで決まる!!

私は、子どもの学力に一番影響を与えているのは、親の意識の高さ(または低さ)だと感じています。学歴で子どもの将来は決まらない、という考えもありますが、就活の際に学歴フィルターなるものが存在するのは事実です。学歴に関係なく成功できる人は、やはり一部であり、相当な努力をしてきた人達です。普通の子であればあるほど、ひとまずスタートラインには立たせてあげる、これは親の役目なのかもしれません。

例えば、Y50の自頭の子が2人(A君とB君)いて、A君は学力に対して熱心なご家庭(経済力は中)、B君は学力に無関心なご家庭(経済力は中)に育った場合、最終学歴に差が出る可能性がかなり高いと思います。どれだけお金をかけるか、ではなく、どれだけ意識をかたむけて、目の前の子どもに必要な学習習慣を与えられるか。

そのためには、親がまず、いろいろ情報を集めること。ここで、何度も中学受験では、情報収集と分析が大切だとお伝えしてきました。ときどき、受験の相談をうけることがあるのですが、話していて(失礼ながら)親御さんの勉強不足を感じます。あるママさんは、中学受験をしようとしているのに、どんな模試があるのか、どんな塾があるのか、その学校がどれぐらいのレベルなのか、ということをまったくわかっていませんでした。もちろん、調べる前なのかもしれませんが・・。ただ、私なら、子どものことが心配でどんどん調べてしまうだろうなと思うのですが、違うんですかね。。

普通の子の中学受験、うちはこうして乗りきった!

中学受験するなら、それに必要な情報などネットを使えばすぐに集まり、その情報を元に分析すれば、戦い方がなんとなくつかめます。ネットにはないリアルな情報は、塾や先輩ママさん達から伝授していただく。私はそんなイメージで中学受験を組み立てました。うちは、子どもも普通の学力の子で、普通の経済力の家庭です。だから、家庭教師をつけるなんて出来なかったので、6年生のときだけ集団塾に個別塾をプラスするのがやっと(いや~ヘトヘトですよ)。さらに、車にかかるお金(30年で約1000万円らしい)を車を持たないことで、その分を教育費にシフトするイメージでやってきました。また、自営業で時間の融通がきくので、中学受験中は子どもと勉強机を並べて一緒にいる時間を増やしました。お金を無限にかけてあげることは出来なかったけれど、時間や情報収集などでフォローし、中学受験をアシストしてきたつもりです。決して、意識が高い親じゃないとダメということではなく、子どものために意識を高くもちたいと願っている親であればいいと思うのです。(私もまだ道半ばです・・・汗)

大丈夫! 子どもの学力は、遺伝でも、経済力でも、決まりません。親の学力への意識です。


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