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普通の子の中学受験、MARCH第一志望の併願校を考える(長文です・・汗)

明けましておめでとうございます。すでに1月も1週間が過ぎてしまいました(汗)。2022年組の中学受験生の皆さんは、最終の追い込み時期。過去問の総仕上げに取り組まれていることでしょう。うちの子どもは、3学期がスタートし、早起きの日々が始まりました。MARCH附属のなかでも、かなり勉強させる方の学校のため、冬休みの宿題に未だに追われております(半分ほどは週明け提出のようで)。

この時期なので、MARCH附属第一志望の場合の併願校について書いてみたいと思います。うちの子が実際に受けた学校もありますし、検討したのみの学校もあります。(個人情報のため、受けた、受けないは伏せさせていただきます)。※2020年組のため、最新情報でないこともご容赦ください。

MARCH附属第一志望の併願校 (我が家の場合)


国学院久我山(Y50~57位)・・・うちの子はW塾の真ん中より下のクラスにいましたが、このクラスの子がけっこう受けていた印象。かなりの子が合格を手にしていました。我が家の場合、STという上位クラスで過去問をやってみたところ、子どもいわくクセのある問題とのこと。合格最低点の+5点前後をとるのがやっとでした。校風としては、生徒は男女いますが別校舎。別学狙いの子の併願校としてもおすすめではないでしょうか。高校からも募集もあるので、高校偏差値は大幅アップ。中学から入る方が入りやすいと思います。

明治学院東村山(Y45前後)・・・2月1日午後・2教科受験が可能な学校。明治学院大学の付属であり、MARCH大にも推薦あり。学校としては進学校を目指しています。中学受験ではY50未満となると、ちょっと残念な印象をもちがちですが、明治学院大学の偏差値は52~62と立派なもの。大学の一般受験枠が減ってきている昨今、価値のある一校だと思います。過去問は基本ベースで平易。MARCH志望の方なら、算数は満点に近い点をとることもめずらしくありません。しっかり〇をとりにいけると思います。

日大二中(Y45前後)・・・日大付属の中では、やや上位の位置づけとなり、7割ほどは大学受験をするそう。過去問は、基礎を中心とした解きやすいもので、MARCH附属第一志望のお子さんなら、よっぽど苦手科目がない限り、安全圏内の併願校になります。ただし日大付属のため、入学後に流されてしまうと、そのまま日大ルートとなる可能性も。MARCH残念なら、あえて進学校でもう一度鍛える道も考えた方がいいかもしれません。ただ、どんなことがあっても、あれだけの学部数を誇る日大ブランドは健在。志願者が減るとは考えにくいと思います。(もし減ったらラッキー)

東京農大第一(Y60前後)・・・午後受験が何回かありますが、偏差値は高め。過去問は、40分(他の学校は50分が多い)で大量の良問を解かせる形式。スピードと処理能力の両方を求めている。問題はユーモアがあり、難度も高め。MARCH志望よりも上位校志望の受験生が、併願校としている印象です。W塾の応援よりも、S塾の応援の方が圧倒的に多いとか。MARCH附属残念な場合も、自信をもって通いたいと思える一校。お子さんによっては、MARCH大より上の大学に行ける可能性も! 中学受験では、毎年多くの合格者を出してくれる学校ですが、近年は偏差値はじわじわと上がってきているので、〇をとるのは簡単ではないと思います。油断は禁物!

帝京大中(Y55前後)・・・特待生をとれる日があり、複数日に受ける受験生も。高校募集もあり、高校偏差値は大幅アップし、大学実績も国公立、早慶、MARCHなど素晴らしいものがあります。アットホームな少人数制のクラスで、手とり足とり教える印象。放任主義が合っている子には、ちょっと不向きな場合もあります。過去問は、基礎問題を中心とした良問が多く、MARCH附属志望のお子さんなら、無理せず解けるレベル。ただし、年々偏差値が上がってきているので、併願校であっても過去問は3年分ほどは解いておいた方がいいと思います。オンライン対応に弱いらしく、一時期、志望者を減らしましたが、すぐオンラインになる学校より正直うらやましいという声も!

東京都市大等々力(Y51~59位)・・・上位クラスを設けているため、偏差値帯は幅広い。等々力という場所柄、都内だけでなく、神奈川のお子さんも多く通っています。かなり勉強をさせる学風で、大学実績はMARCH以上が年々増加。併願校としての位置づけもあり、応募倍率は10倍以上あるが、実質倍率は2倍前後。都内の中高一貫校らしく、校庭などはコンパクト。※過去問は一部を除きオープンになっているそう。

開智日本橋中(Y51~59位)・・・こちらも上位クラスがあるため、偏差値の幅が広いのが特徴。英語に特化したカリキュラムが特徴で、2020年以降、偏差値は確実にアップし、実質倍率も3~10倍以上の日も!  MARCH附属志望のお子さんでも、気を抜けない学校のひとつです。日本橋にあるビルタイプの学校で、お子さんによっては好みが分かれそう。過去問は、我が家が検討した数年前とは違うのではないかと推察。最新のものを分析することをおすすめします。

三田国際中(Y55~60)・・・いわずと知れた英語に強い学校。帰国子女も多く通っています。英語にすごく興味ある、海外大を目指したい、というお子さん以外には、合わない可能性が大きいかと思います。2020年には算数1教科受験もありましたが、なくなった模様。偏差値が上がってから数年しか経っていないので、大学実績はこれからに期待という感じです。MARCH志望のお子さんには、あまり縁のない学校なのかもしれません。

穎明館中(Y45前後)・・・かつては高偏差値の学校だったため、現在の大学実績はかなり良好。現在の偏差値帯の入り口で、出口がどれぐらいになるかは、冷静に判断する必要がありそうです。ただし、学校側も勉強面でのテコ入れをしており、勉強するには良い環境。学校HPにて事前に受験生データを記入保存しておけるページがあり、急な受験もしやすくなっています。

東京機械大中(Y41~47位)・・・近年の理系大学人気で注目を集めはじめている学校。過去問は、解きやすい良問でW塾の授業内でもよく利用していた様子。MARCH附属志望のお子さんなら、特に算数は得点しやすい内容になっているようです。4回受験日があるので、併願校としてもスケジュールが組みやすくなっています。

成蹊大中(Y50~57※女子は偏差値高め)・・・小学校から大学までワンキャンパスの一貫校。過去問は、ユニークで遊び心があり、うちの子どもは「おもしろい!」と楽しんで解いていました。特に社会や理科がおもしろいそう。注意点は、WEB出願後に、書類を窓口にもっていかなくてはいけない学校だったような・・・。そのため急な出願をする際は、書類を持っていく家族のマンパワーが必要かと。(詳しくはお調べください)

我が家がいろいろと検討した、なかには受験させていただいた併願校をご紹介しました。一部の学校をのぞき、多くの学校が、MARCH附属の高倍率に比べると比較的実質倍率は抑えられていますので、ここはきっちりと〇をとっていきたいものです。ちなみに、ほとんどの学校の過去問を買う、またはプリントアウトして検討しました。

何度もお伝えしていますが、中学受験は2月1日~3日(遅くても5日)でほぼ決まります。1日、2日の午後には、どこか〇のとれる学校を抑えておくことを強くおすすめします。お子さんの大きな安心感につながり、本命校で実力を発揮できる可能性が格段にアップします。

子どもたちは、まだ12歳(11歳)。何があるかわかりません。まさか、という事態も考えて、「超ハッピーなAプラン、なんとかとれた!のBプラン、ちょっと変化ありのCプラン、力の限り踏みとどまるDプラン、残念だけどがんばったEプラン」ぐらいまで、練りに練っておいてあげてください。お子さんに代わって、受験生のお父様、お母様に、よろしくお願い申し上げます!!

※最後まで読んでいただき、ありがとうございます!(また書きますね)




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