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経営数字との付き合い方(3)ー売上高の分析ー

 前回、ここでいう経営数字とは以下のような意味があるという話をしました。

 訪問看護というサービスを提供するために、人・物・お金・情報・知識などなどをどこかから集めること。そして、それらを目的にあうやり方で組み合わせて訪問看護を利用者様に届けること。これらの営みに関係するあらゆる数字。

 今回は、経営数字と聞くと多くの人が思い浮かべるであろう売上高について考えていきます。

売上高という経営数字は何から出来上がっているのか

 売上高はどんな数字から出来上がっているのかを考えるときの基本は、単価×数が一般的ではないでしょうか。訪問看護の場合、サービス単価×訪問回数となります。売上高を分解していくことで、その売上高になった原因を検討するのに役立ちます。同じ売上高の数字であっても、単価が高く、訪問回数が少ない場合もあれば、逆に単価が低く訪問回数が多い場合もあります。仮にこのような2つの訪問看護ステーションがあったとすると、そこで働くスタッフの働き方はずいぶん違ったものになっていることでしょう。

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