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ケースメソッド型セミナーを準備するときに最初に考えること:参加者を知ること

ケースメソッド型セミナーに必要な3つの要素は参加者とケースと講師です。セミナーを準備するにあたって、どの要素を起点に考えはじめるかというと私の場合は参加者です。

ケースメソッド型セミナーに参加する人たちはどのようなことをこのセミナーに求めているのだろうか。どんなバックグランドを持っているのか。参加者の人たちは将来どんなふうになりたいのか。このようなことを想像しながら、セミナーのテーマをどのような形でケースメソッド型セミナーの枠組みに乗せていくのかを考えます。

セミナー前にどのようなメッセージを出しておくとよいのか。当日の進行はどうするのがいいのか。セミナーのまとめとして何を提供するのか。参加者を起点に、セミナーのテーマと参加者の状況などを行ったり来たりしながらどのようなセミナーにしていくかを練っていきます。

セミナーが始まってからも、参加者の様子を見ながら適宜スケジュールを変更したり、問いかけを変えたりしながら「議論を通してでしか学ぶことができないもの」を作っていく工夫をしていきます。

ケースメソッド型セミナーの準備のときに難しいのは、準備段階には参加者がいないことです。どんな発言が出てくるのか正確にはわかりません。しかし、参加者を知るという努力を積み上げていくことで、議論の前にどんな発言が出てくるのかある程度のイメージを持っておくとよい、ということは強く実感しているところです。

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