管理栄養士が睡眠について学ぶ。

こんにちは。

管理栄養士コミュニティManabi!の脇です。
ご参考:Manabi!とは

Manabi!(マナビ)は「管理栄養士の活躍の場」創造のためのコミュニティです。管理栄養士のスキルアップを積極的にサポートしています。


管理栄養士の皆さんに質問です。

もし栄養相談や食事指導の場で「なかなか寝付けないんです…」と相談された場合、どのようにアドバイスしますか?

対応パターンとしていくつか考えられます。

 眠くなくてもとにかくベッドに入りましょう。など、とちょっと強引なアドバイスをする。

B 睡眠の専門家ではないので、具体的なアドバイスはせず、睡眠外来の受診をすすめる。

C 食事の面から睡眠を改善する方法を提案する 

その他のパターンもあるかもしれませんが、あなたはA〜Cのどれに近いでしょうか?
そして、どれが正解というのはないと思いますが、望ましいのはA〜Cのどれだと思いますか?

ちなみに、私は以前はBを選択していました。
睡眠は自分の専門外の分野であり、自分は食の分野の専門家。全く触れない方が患者さんを混乱させなくて済み、良い方法だと考えていたからです。

ですが、普段食事のサポートをしていると、「なかなかぐっすり眠れない」「寝つきがよくない」といった睡眠の悩みを抱えている方が多いこと。

さらに睡眠課題があることで、減量効果や食事習慣改善にマイナスに影響することから、睡眠についてノータッチでいるとなかなかいい指導ができないことを感じていました。


夢の「管理栄養士のための睡眠セミナー」が実現

そんなこんなでManabi!として活動を続けていたところ、ご縁があって大学の先生から「Manabiで管理栄養士が睡眠を勉強する機会をつくって、睡眠栄養指導プログラムを作ってはどうか」というご提案をいただきました。
それが2019年の2月のこと。

そして準備をすすめ、先日の4月13日(土)にセミナーを開催することができました!


会場は中央大学理工学部キャンパス

綺麗な建物でした。

前半は理論編として富士電機(株)の産業医である加藤憲忠先生から時間栄養学について講義いただきました。
基本的な内容だけでなく、シフトワーカーや夜勤時の方への応用も勉強させていただきました。そして理想ばかりをアドバイスしてしまいがちな点についてもするどく切り込み、状況に応じた提案ができるよう整理してくれました。(加藤先生の講義ではつい聞き入ってしまい写真を撮るのを忘れてしまいました‥)

後半は、実践・社会編として快眠インストラクターの橋爪あき先生より快眠のアドバイスについての講義でした。社会的データにふれ、日本の睡眠事情を知ることができました。食事だけでなく照明、寝具など睡眠に関わる要素についてレクチャーいただき、勉強になりました!

両先生の共通のキーワードは「時間栄養学」でした!


最後に集合写真をとったのですが、皆さんに掲載許可をいただいていなかったので省略。。皆さんとてもいい表情で写っていました!!


睡眠について学ぶと何ができるか

今回睡眠について理解をすることで、食事との密接な関わりがあることを再認識しました。

朝食の摂取、夕食を遅くなりすぎないようにすること、といったちょっとした食事のコツが睡眠の質をあげることがわかります。

「時間栄養学」にもとづいた食×睡眠のアドバイスができるのは、個別栄養指導の質をぐっとあげることにつながるのではないでしょうか。


参加者の声

参加者にはこのようなお声をいただきました。

私も1人の管理栄養士として、この機会はとてもありがたかったです。

これからは、睡眠×食事の実践的なアドバイスをする上で、ますます時間栄養学について学びを深めていきたいです。さらに、研究が進む中で新しい情報をキャッチできるようアンテナをはって行きたいですね!

またManabi!では管理栄養士のセミナーを開催します。ぜひイベントページをチェックしてくださいね。


https://manabi-nt.jp/guest_events


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