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『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』1984~2023
あんまり周囲で話題になっていたので、観てきましたよ。IMAXシアター限定だから、大きな画面で観る機会もないだろうし、どうせいつか見るなら良い環境でね。U-NEXTのポイント割引も使えてごきげんです。というわけで、ニューウェイブにあまりなじみがないクセにたくさん書いてしまった長い長いレビューはこちら。
思ったことは、ニューウェイブって意外と自分が思っているよりもずっとフィジカルな音楽だったんだなということです。バンドのメンバーも、あんなにクールなサウンドを繰り出しながら、いざ演奏している姿に目をやってみると大汗をかいてがんばっている。なのにあんなにデカいスーツなんか着てるし、中は汗臭くてしょうがないんじゃないかっていうくらい。目を閉じて音楽を聴くのと、目で楽しみながら音楽を聴くのとでは全然違う面白さ。
たとえばテクノミュージックの始祖としてのYMOという人たちがいるわけですけど、彼らだってテクノロジーの申し子のように言われるけども芯の部分はドラムもベースもキーボードを担当する人間がしっかりいて、なんならコンピューターと人力の戦いみたいな側面もあったりして。ずっと冷たいと思っていたけど、超ホットだったぞ。そういう感動がありました。
これ以上この気持ちを詳しく表現しようとは思わないけど、「ティナ・フェイマス、かっけーなぁ」とか。クールな機械の役に徹しつつ、人間なので生のグルーヴも楽しんじゃえみたいな。矛盾を抱えてもいいじゃん、転がっていこうよという元気もらえました。
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